「小江戸って聞いたことあるけど……なんのことだろう?」
「小江戸と呼ばれている場所ってどこ?」
そんな疑問をお持ちの方は必見!
本記事では、そもそもどのような理由で小江戸と呼ばれているのか、さらに、全国のおすすめ小江戸スポットをご紹介します。
小江戸ってなに?
「小江戸」とは、江戸時代の城下町や商人町の雰囲気を色濃く残す町を指す愛称です。
江戸(のちの東京)と結びつきが強く、蔵造りの街並み、歴史的建造物が残る景観や、江戸の影響を受けた文化の継承がされているなどの特徴があります。
厳密な定義はなく、現代では、観光における歴史景観の保存と観光振興を結びつける、アイキャッチとして使用されています。
小江戸サミット
小江戸といえば、埼玉県川越市、栃木県栃木市、千葉県香取市(旧佐原市)の3つが代表格といわれています。その3市の間で1996年から2019年まで24回に渡り開催されていたのが「小江戸サミット」です。
3市は、
・江戸と舟運で栄えた
・蔵造りの町並みが残る
・江戸天下祭(※)の影響を受けた山車祭りがある
という共通点から「小江戸」と呼ばれ、それぞれの市が一堂に会し交流を図ることを目的とし、毎年開催されていました。
(※)江戸時代から続く伝統的な祭りの総称
全国の小江戸スポット5選
全国には「小江戸」と呼ばれる江戸時代の面影を残す町並みや、文化が楽しめるスポットがいくつかあります。
そこで、ここからは川越・栃木・佐原を含む、5つのスポットについて紹介します。
1. 川越(埼玉県)|小江戸の代表格
川越は、江戸の北の守りとして重要視されていた城下町で、「小江戸」の代名詞ともいえる町です。
蔵造りの街並みが続く「一番街」は、歩くだけでタイムスリップしたような気分に。
川越のシンボルである「時の鐘」は、江戸時代から時を告げ続ける定番観光スポットです。
さらに、昔懐かしい駄菓子屋が並ぶ「菓子屋横丁」では、食べ歩きやせんべい焼き体験などが楽しめます。
<楽しみ方>「着物レンタル」で写真映え
川越は趣がある建物が多く、着物が似合うまち。手ぶらで訪れてもOKの着物のレンタル店が多数あります。
着物姿と蔵造りの景観が調和して写真映えGOOD!
川越へのアクセス
<東京からの場合>
東武東上線:池袋駅~川越駅 約30分
2. 佐原(千葉県)|水運で栄えた水の都
千葉県香取市にある佐原(さわら)は、「水郷の町」として知られ、江戸時代から続く商人町の風情が残るエリアです。
小野川沿いに並ぶ土蔵造りの商家や町家は、今も現役で活躍しており、関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
日本地図を作った伊能忠敬の足跡をたどれる「伊能忠敬記念館」は見どころの一つ。
また、豪華絢爛な山車が町を練り歩く「佐原の大祭」は春と秋の2度開催され、圧巻の姿を見せてくれます。
<楽しみ方> 風情ある「小野川沿いの舟めぐり」を満喫
しだれ柳が揺れる小野川の水上を観光船で楽しむ舟めぐり。
船頭さんの軽快なガイドとともに、歩きとは違った角度で町並みを眺めることができます。
冬になると、船内にはこたつが設置されるんだとか……!
江戸情緒を満喫できます。
佐原へのアクセス
<東京からの場合>
JR:東京駅~佐原駅 約1時間45分
3. 栃木(栃木県)|船運の拠点・蔵の街
江戸時代に巴波川(うずまがわ)を使った舟運の拠点として、江戸との交易が盛んだった栃木市。
宿場町・商人町として発展し、白壁の蔵や町屋などの風情ある街並みが今も残っています。
こうした歴史観光資源をまちづくりに活かそうという動きが昭和の終わりごろから進められ、「小江戸とちぎ」や「蔵の街とちぎ」として広く知られるようになりました。
巴波川沿いに並ぶ白壁の蔵や石畳の道は、写真映えスポットとしても人気。
<楽しみ方>「巴波川の遊覧船」で江戸時代にタイムスリップ
当時の船運を再現した「蔵の街遊覧船」に乗れば、水上から蔵の街並みを楽しむことができます。
船上では、江戸時代の船運文化を伝える伝統的な舟唄「栃木河岸船頭唄」を、船頭が披露してくれます。
乗客も合いの手で参加できるので、旅の思い出作りに◎
栃木へのアクセス
<東京からの場合>
東武スカイツリーライン・日光線特急:浅草駅~栃木駅 約1時間10分
4. 甲府(山梨県)|武田信玄ゆかりの地
甲府は戦国武将・武田信玄ゆかりの城下町として知られ、江戸時代には甲府藩の中心地として、政治・文化・商業の拠点になっていました。
武田信玄を祀る「武田神社」は、勝運・仕事運・学業成就のご利益があると人気!
甲府駅北口にある明治・大正・昭和初期の交付城下町を再現した「甲州夢小路」は、どこか懐かしさを感じられるスポットです。
<楽しみ方>新名所「小江戸甲府 花小路」ぶらり
かつて城下町として栄えたエリアを、令和の時代に合わせ現代風に再現した花小路。
山梨県の産業や食材を生かした店舗・飲食店が連なる町屋では、甲州の魅力をたっぷりと堪能でき、江戸の風情を感じながら散策が楽しめます。
甲府へのアクセス
<東京からの場合>
JR:東京駅~甲府駅 約1時間30分
5. 彦根(滋賀県)|国宝・彦根城を中心とした城下町
彦根は、江戸時代に井伊家35万石の城下町として栄えた歴史ある町。
その中心にあるのが、江戸初期に築かれた彦根城で、保存状態が良く国宝にも指定されている名城です。
天守からは、琵琶湖も望めます。
春には桜、秋には紅葉と、城と自然が織りなす美しいコントラストに注目!
絶好のフォトスポットです。
<楽しみ方>「キャッスルロード」で食べ歩き
江戸時代の城下町をイメージした「夢京橋キャッスルロード」では、白壁の町家やレトロなカフェなどがあり、江戸の風情が感じられます。
また、ゆるキャラ「ひこにゃん」の焼印入りのどら焼きなどの和スイーツ、近江牛を使ったコロッケやステーキ串などのグルメが人気。食べ歩きにはピッタリです。
彦根へのアクセス
<京都からの場合>
JR:京都駅~彦根駅 約45分
【まとめ】小江戸と呼ばれる観光地を満喫しよう
小江戸と呼ばれる場所は、江戸時代の景観や町並みなどの面影があり、歴史・文化を感じられる体験が魅力の観光スポットです。
川越をはじめどの町も、江戸情緒あふれる風景の中を散策したり、食べ歩きグルメを堪能したりと、訪れることでちょっとした非日常を味わえる要素が満載です。
都心部からアクセスが良いスポットばかりなので、ぜひ、週末のお出かけや旅行計画の参考にしてみてください。
この記事を書いた人
あやたか
あやたか
リゾートバイト経験アリの中の人ことあやたかです。国内外問わず旅に出ることがとにかく大好き!海外は20ヶ国以上、国内は47都道府県全制覇!自他ともに認める「フッ軽」さんです。
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