日本三名泉(日本三大温泉)は、有馬温泉・草津温泉・下呂温泉の3つです。
実は、ほかにも「日本三古湯」「日本三美人の湯」など、さまざまな日本三大○○温泉があります。
この記事では、6つの「日本三大○○温泉」の歴史や魅力を紹介。
全部知っていたら、あなたは間違いなく温泉通です!
日本三名泉/日本三大温泉とは?
前述したとおり、日本三名泉(日本三大温泉)に数えられるのは、有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)の3つ。
室町時代の僧侶で歌人の万里集九が、詩集の中で3つの温泉地を紹介したことに始まります。江戸時代の儒学者・林羅山も同じ3つの温泉を高く評価し、著書の中で「霊湯(れいとう)」と記しています。
以来、名湯として広く親しまれるようになりました。
有馬温泉(兵庫県)
1,300年もの歴史を誇る兵庫県有馬温泉は、大阪や神戸から電車、路線バスなどで行ける関西を代表する温泉地の一つです。
豊臣秀吉も愛したといわれる温泉は、日本三名泉だけではなく日本最古の温泉の一つとしても知られています。
レトロな街並みが続く温泉街の雰囲気を楽しみながら、外湯巡りをするのもおすすめ。
有馬温泉の魅力は泉質にあり!金泉・銀泉の違いとは
有馬温泉の最大の魅力は、なんといってもその泉質。金泉には、環境省が療養泉として指定する9つの泉質分類のうち、7種類に該当する成分が含まれています。
銀泉は炭酸泉やラジウム泉からなり、入浴後は肌がなめらかになったように感じられることから人気があります。
太閤秀吉が愛した「関西の奥座敷」の歩み
有馬の歴史を語る上で欠かせないのが豊臣秀吉。戦災や火災、地震などで被害を受けた有馬温泉を愛し、何度も足を運んで復興や整備に力を注ぎました。以来、時の権力者や文化人に愛され続け、日本を代表する名湯としての地位を確立しています。
草津温泉(群馬県)
日本有数の温泉地として知られる群馬県の草津温泉。
東京からは高速バスや鉄道を利用してアクセスできます。江戸時代には薬湯として広く知られ、多くの湯治客でにぎわいました。
長い歴史と高い知名度から、現在も日本屈指の温泉地として親しまれています。
温泉街の中心にある「湯畑」と伝統の「湯もみ」
草津温泉のシンボルは湯畑で、硫黄の香りとブルーグリーンに輝く湯が目を引きます。夜は、ライトアップされ、湯けむりが幻想的。また、伝統的な「湯もみ」は、熱い源泉を水で薄めずに冷ます工夫で、湯もみショーとして観光の目玉となっています。
最近注目を集めている「裏草津地蔵」というエリアには、無料の共同浴場や、約1万冊の漫画が置かれている「漫画堂」など、新たな魅力が満載。湯畑の伝統と新しい発見が同時に楽しめる、何度でも訪れたくなる温泉地です。
日本一の湧出量を誇る強酸性の温泉
草津温泉は、自然湧出温泉の湯量が日本一で、殺菌作用が高い強酸性の泉質のため肌がピリピリとするやや刺激の強い温泉が特徴です。「恋の病以外は治る」と言い伝えられてきました。
下呂温泉(岐阜県)
1,000年以上の歴史を持つ下呂温泉。名古屋から特急電車で1時間40分とアクセス良好です。飛騨川沿いに温泉街が広がっており、宿だけでなく街歩きも魅力です。無料の足湯が点在しているため、散策しながら気軽に温泉を楽しめます。
なめらかな湯ざわりが魅力!アルカリ性単純温泉とは
泉質はpH9.1という高いアルカリ性の泉質が特徴です。
入浴後は肌がつるつるしたように感じられることから、「美肌の湯」を求めて全国から多くの女性が訪れます。
下呂温泉合掌村と温泉街で楽しむ「美肌の旅」
下呂温泉合掌村では、足湯に浸かりながら合掌造りの建物を眺める贅沢な時間を過ごせます。また、温泉街で味わえる「温玉ソフト」や「飛騨牛まん」などのご当地グルメも旅の楽しみの一つ。徒歩圏内に見どころが凝縮されているため、1泊2日でも温泉と観光を十分に満喫できます。
日本三古泉とは?
「日本三古泉」とは、古泉と呼ぶにふさわしい歴史を持つ温泉のこと。諸説ありますが、一般的に道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)の3つが日本三古泉とされています。
『日本書紀』や『風土記』に登場することが由来で、日本三古湯とも呼ばれます。
道後温泉(愛媛県):約3,000年の歴史を持つ日本最古の湯
約3,000年の歴史を誇り、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台としても知られています。
重厚な城郭造り(お城のような外観を取り入れた建築)の道後温泉本館は国の重要文化財に指定されており、歴史の深さを肌で感じることができます。
白浜温泉(和歌山県):万葉の昔から愛される絶景の湯
1,400年以上の歴史があり、飛鳥時代には歴代の天皇が訪れていたとされます。長時間浸かっても、湯あたりしにくいのが特徴です。
白浜でぜひ行きたいのが「崎の湯」。海近く波打ち際ギリギリの露天風呂で、波の状態によっては露天風呂に海水が入ることもあります。周辺には白良浜の白い砂浜やアドベンチャーワールドなど観光スポットも充実しています。
日本三大源泉数とは?
2024年の環境省「令和6年度温泉利用状況」によると、日本一源泉数が多いのは大分県で、その数は5,094ヶ所にのぼります。
大分県の別府温泉は源泉温度が高く白く濁った硫黄泉から保温効果の高い塩化物泉まで、さまざまな泉質を楽しめるのが魅力です。
2番目に源泉数が多いのは鹿児島県で2,735ヶ所。指宿温泉は西郷隆盛ゆかりの地として有名で、砂むし温泉は砂に身体を埋めて温まる独特の入浴法でデトックス効果が期待できます。
3番目に多いのは北海道で2,249ヶ所。登別温泉は7〜10種類の多彩な泉質を持ち、施設ごとに泉質が異なるため、湯めぐりして自分に合う温泉を見つける楽しみがあります。
日本三大薬湯とは?
日本三大薬湯は、有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)、松之山温泉(新潟県)です。
日本三大薬湯とは、古くから湯治場として親しまれてきた温泉を指します。
温泉成分の療養泉基準値がなんと15倍!カラダと心を癒す松之山温泉
松之山温泉は、1200万年前の化石海水が温泉として利用されています。塩分濃度が高く、温泉の湯口に塩の結晶がつくことがあるほど!
ホウ酸を含むことから、古くから「傷の湯」と呼ばれてきた歴史があります。
また温浴効果があるといわれているため、温泉を楽しんだ後もぽかぽかと、温かさが続くと感じる人もいるそうです。
松之山温泉の温泉街には旅館や飲食店、足湯などが10数店舗と大規模な温泉街ではありませんが、ゆっくり落ち着いて過ごしたい人にぴったりです。
また松之山温泉周辺には棚田が点在しているので、のどかな日本の原風景を楽しむことができます。
日本三大美肌の湯とは?
日本三大美肌の湯とは、嬉野温泉(佐賀県)、斐乃上(ひのかみ)温泉(島根県)、喜連川(きつれがわ)温泉(栃木県)とされています。
美肌の湯として知られる温泉の中から、中央温泉研究所と温泉評論家の藤田聡氏によって選定されたとされています。
嬉野温泉は入浴するだけで、つるりとした卵肌を実感できる!?
嬉野温泉の特徴は、アルカリ性の泉質で、湯上りは肌がつるつるしたように感じるそうです。
嬉野温泉は九州有数の温泉街で、温泉宿が30軒以上建ち並んでいます。無料で利用できる足湯やお手頃価格で入浴できる公衆浴場もおすすめ。
日本三大美人の湯とは?
日本三大美人の湯は、川中温泉(群馬県)、龍神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)です。
1920年に鉄道院(今で言う国土交通省)が監修した「温泉案内」で、肌を白くするという項目に、これら3つの温泉が含まれたことが由来といわれています。
美人の湯に共通しているのが、泉質がアルカリ性であるということ。この成分が皮脂を洗い流すので、入浴後はすっきりとした清涼感があるそうです。
源泉かけ流しの贅沢を堪能できる湯の川温泉
湯の川温泉は、のどかな平野に旅館や温浴施設が点在する、こぢんまりとした温泉地。
規模は大きくありませんが、源泉かけ流しの湯を楽しめる施設もあり、贅沢な湯浴みを満喫できます。弱アルカリ性の温泉で、入浴後は肌がしっとりとなめらかになるといわれています。
また、縁結びの神様として名高い出雲大社までは車で約30分。参拝の後に温泉へ立ち寄り、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
次の旅の計画に。あなたにぴったりな「日本三大〇〇温泉」を見つけよう!
日本三名泉、日本三大源泉数など日本三大〇〇温泉を紹介しました。訪れたことがある温泉地や行ってみたい温泉があったのではないでしょうか?
一人旅でゆっくりと、友達やカップルでもわいわいと楽しめる温泉。気になる温泉があったら、休みの日や連休に心と体を癒しに行ってみてくださいね!
この記事を書いた人
みねちー
みねちー
食べること、運動すること、遊ぶこと。本能のままに思うままに生きています。リゾバ.comでは、「知ることは楽しい!」をテーマに情報発信していきます!
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