バックパッカーの聖地!タイの魅力とは?必須の4大都市から費用まで在住者が詳しく解説

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バックパッカーの聖地!タイの魅力とは?必須の4大都市から費用まで在住者が詳しく解説

バックパッカーに関する情報を集めていると、あらゆる媒体においてタイは「聖地」として取り上げられていますよね。日本でバックパッカー旅が流行し始めた1970年代から現在にいたるまで、バックパッカーが最初に目指すべき場所がタイであることは、世代を超えた共通の通過儀礼と言っても過言ではありません。

その理由はタイの豊富な観光資源、日本と似て異なる文化や習慣、さらには世界一不平等と言われる貧富の差ですら時として魅力に映るからです。あなたもタイに行けば、タイの多様性の広さに魅了されること間違いなしです。

今回の記事では、実際にバックパッカー中にタイに心を魅了されタイに移住までした筆者が

  • バックパッカーにおすすめのタイ4大都市の魅力
  • タイが聖地と呼ばれる理由
  • タイでのバックパッカー旅に必要な費用
  • バックパッカーに必要な持ち物
  • バックパッカーが泊まるホテル
  • タイでバックパッカーをするデメリット

について詳しく紹介しています。

バックパッカーにおすすめ!タイ4大都市の魅力

タイ4大都市の魅力

タイでバックパッカーをするのであれば、以下の4大都市の存在と特徴は必ず知っておきたいです。

  • バンコク(首都)
  • パタヤ(世界一邪悪なビーチリゾート)
  • チェンマイ(北方のバラと呼ばれる古都)
  • プーケット(アジアの楽園)

上記4都市はタイを代表する観光地であり、世界中のバックパッカーが訪れる鉄板スポットでもあります。面白いことに上記4都市は同じ国でありながら異国にすら思えるくらい異なる雰囲気と文化を持ち合わせていて、人によって完全に好みが分かれるくらいです。

タイを旅するなら、まずは上記4都市を訪れると良いでしょう。

首都バンコク。変貌し続けるカオスな大都会

首都バンコク

タイの玄関口でもあるバンコクは年々高層ビルが増え続けている巨大都市。空港から街に近づくにつれ、多くの日本人が「え?タイってめちゃくちゃ都会じゃん!」とびっくりするほどの発展を遂げています。

しかし、一見には多くのビルが立ち並び高級車が走る一方で、路地に入れば庶民向けの屋台が並び、川沿いには水上都市の名残(18世紀末頃)である高床式の住宅が並び、時にはバラック小屋が並ぶスラム街の近くをスーツを着たビジネマンが歩く…というカオスな光景が見られます。

高床式の住居に住む子供

(高床式の住居に住む子供は外出する時に船を使う)

地べたに物乞いが座り込む市場

(蝿が飛び交い、地べたに物乞いが座り込む市場。いかにも東南アジアらしい光景を見たと思えば…)

高層ビルが立ち並ぶ大都会

(東京顔負けの高層ビルが立ち並ぶ大都会が顔を出し…)

物凄いインパクトの寺院

(都会を歩いていると突如として物凄いインパクトの寺院が現れます。とにかく見どころが多い)

また、バンコクは世界屈指の観光都市だけあって、様々な人種が交差する模様も面白いです。巨大な中華街、インド人街、アラブ人街、日本人街。「あれ?ここってどこの国だっけ?」と思うほど様々な人種が行き交う姿を見られるのも新鮮です。

タイ人の僧侶とターバンを巻いたインド人

(タイ人の僧侶とターバンを巻いたインド人など、異なる人種が談笑する姿が見られる)

「バックパッカーの聖地」の代名詞である「カオサン通り」

「バックパッカーの聖地」の代名詞である「カオサン通り」へ行くと、世界中から集まったバックパッカー達の姿も見受けられます。

人種も貧富の差も文化も、全てが渾然一体となっているカオスな光景がバンコクの魅力です。筆者は何度もバンコクへ行っていますが、行く度に新しい面を発見でき、途上国から準先進国へと変わりゆく変貌に驚かされます。

パタヤ。世界一邪悪なビーチリゾート

世界一邪悪なビーチリゾート

パタヤはバンコクから車で約1時間30分ほどで行けるリゾート地です。パタヤの"表"の魅力はビーチや美味しいシーフード、マリンスポートなどのアクティビティがあげられますが、それはあくまで表面上の魅力。

パタヤはただのビーチリゾートではありません。「世界一邪悪なビーチリゾート」「いいヤツは天国へ逝く、悪いヤツはパタヤへ行く」と言われるほど、欲望が詰まった街です。

昼間はごく普通のビーチリゾート、しかし夜になるとパタヤの本性が現れます。

至るところにピンク色の看板が輝きだす

(至るところにピンク色の看板が輝きだし、露出度の高い女性がいるバーが賑わいを見せる)

そう、パタヤは一言でいえば「買春の街」です。それも街全体が。どこへ行っても肌を露出させた美人の女性が店に立つ姿と、ハイエナのような目で女性を物色する世界中の男達の姿が見受けられます

こうした理由からパタヤを毛嫌いする女性は多いですが、パタヤで働く夜の女性のほぼ全員が貧しい地方出身であり、田舎の家族を助けるために夜の仕事についているのです。これもタイのリアルな姿。簡単には否定できないでしょう。
バックパッカーなら、こうした途上国の現状も見ておくべき。

チェンマイ。「北方のバラ」と呼ばれる美しい古都

チェンマイは首都バンコクから飛行機で約1時間30分の場所にある「タイ第二の都市」と言われる街。かつてランナー王朝という独立した国家が存在していて、今でも街中にはランナー王朝が残した数多くの美しい寺院が点在しています。日本で例えると京都のような街を想像するとわかりやすいでしょう。

街を歩くと美しい寺院が立ち並び、静寂の中、優しく響き渡る鐘の音に癒されます。上述したパタヤとは打って変わっていやらしい雰囲気は皆無です。

また、チェンマイは北部に位置しているためタイの中では比較的涼しい気候で、周囲は山に囲まれているため緑が多く癒されます。
奥地に行けば、いつかテレビで見た首長族の村などもあり、癒しと非日常を同時に体験できる素敵な街です。

首長族の村

こうした街全体の美しさからチェンマイは「北方のバラ」と表現されています。個人的に筆者も大好きな街なので、バックパッカーをするなら是非とも行ってみてほしいです。
全体的にバンコクよりも物価が安く長期滞在しやすいのもメリット。

プーケット。アジアの楽園と呼ばれるタイ最大の島

プーケット

プーケットはバンコクから飛行機で約1時間の場所に位置する、タイ最大の島でありビーチリゾートです。プーケットの魅力はなんと言っても透明度が高い美しいビーチの数々。

シュノーケリングやジェットスキーなどのアクティビティを楽しめる他、波が良いことからサーファーにも人気です。

サーファーにも人気

同じビーチリゾートでも、上述したパタヤとは異なり、プーケットは純粋に海を楽しみたい人やファミリー層やカップル向けのエンターテイメントを求める人に向いています。
ビーチ沿いの歓楽街ではニューハーフショーやファイヤーダンスといった健全なショーを楽しめる店が多く、インスタ映えするお洒落な店も多いことからバックパッカーのみならず旅行者全般に人気です。

ビーチでは毎夜ショーが行われていて、いつも賑やか

(ビーチでは毎夜ショーが行われていて、いつも賑やか)

インスタ映えする綺麗な街並み

(インスタ映えする綺麗な街並みも人気の理由)

ただ、プーケットはタイの中で一番物価が高い街でもあります。そのため長期滞在には向いていませんが、海好きなら是非とも行ってみましょう!

なぜ聖地?他国との違いは圧倒的な自由度の高さと振り幅の大きさ

タイがバックパッカーの聖地と呼ばれる理由

タイがバックパッカーの聖地と呼ばれる理由は、上述した4大都市の魅力も一つの要素ですが、筆者が思うに以下2つの要素も非常に大きいです。

  • 自由度高く行動できる
  • 振り幅の大きさ

自由度高く行動できる(バックパッカーにとってのインフラが整っている)

バックパッカーにとってのタイの魅力は、とにかく自由度高く行動できること。タイはアジア屈指の観光立国であるがゆえ、外国人にとって非常にシンプルでわかりやすく交通施設を整えています。

例えばバンコクのバスターミナルに行けば、行き先を告げチケットを買うだけで、タイ全土のどこへでも行けます。また、多くのバックパッカーがタイから隣国のカンボジアやラオスへ行くことも想定して、他国行きのバスも用意されています。そしてバスや列車の便数が多いです。

例えば「チェンマイに行こう!」と思い立ったら、予約無しでバスターミナルへ行き「チェンマイ」と言うだけで、あとはチケットを買って案内されたバスに乗るだけ。日本のバスターミナルや鉄道に比べると、とても簡単にチケットを購入できます。
また、旅行者が多いだけに街中には旅行代理店もあふれています。旅行代理店でも交通のチケットを購入したり、アクティビティのツアーに参加できます。

思いたった時に行きたい場所へ行き、やりたいことをできる。この自由度の高さこそバックパッカー旅行の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

振り幅の大きさ(格安旅行からラグジュアリーまで幅広い)

上述したようにタイは貧富の差が世界一と言われている国です。そのため、庶民の目線に合わせたバックパッカー的な節約旅行ができるのはもちろん、節約に疲れたらいつでも日本的な暮らし、またはそれ以上のラグジュアリーステイもできます。

食事一つとっても、朝は庶民が集まる屋台で一食200円以下のものを食べ、昼は少々豪華に一般観光客向けのレストランで2,000円くらいのランチセットを食べてみたり。
宿にしても1泊2,000円以下の格安ゲストハウス生活に疲れを感じたら、たまには1泊5,000円くらいの中級ホテルで疲れを癒してみたり。

バックパッカーは長期旅行なので基本的には節制に努めるわけですが、節約節約の生活は誰だって疲れます。そんな時の駆け込み寺的な存在のように、一時的に生活のグレードを少しあげることが容易なのです。

こうした理由から、タイはバックパッカーにとって居心地が良く、長期滞在や沈没してしまい、最終的には筆者のように移住まで検討する人が後を絶ちません。

タイ人の懐の広さにも癒される

タイ人は基本的に外国人に優しいです。もちろん皆が皆んなとは言いませんが、タイを旅していたら絶対に一度はタイ人の優しさに感動するでしょう。

例えば筆者の場合であれば、通りすがりのタイ人に道を聞いた時、そのタイ人は道が分からなくても周囲にいるタイ人をも巻き込んでどうにか筆者の問題を解決してくれようとしてくれます。日本人だったらそこまでしてくれる人は中々いないでしょう。

また、警察ですらフレンドリー。筆者は一度、自分の宿の場所を忘れ、近くにいた警察に道を尋ねたところ、なんと警察車両の荷台に乗せて宿まで送ってくれました。

タイの警察車両

タイの警察車両。道を聞いたら「送ってやるから乗れ!」と言って荷台に乗せてくれました。降りる時にお礼を言ったら「ウェルカム!日本が大好きだ!」とのこと。感動…。

タイでバックパッカーをする費用の目安は1ヶ月10〜15万円

さらにタイが聖地と言われる理由の一つが、これだけ魅力に溢れている国でありながら、1ヶ月10〜15万円で旅できること。

タイでの1ヶ月の滞在費用は10万円前後

飲食費計 16,000円
宿泊費計 40,000円
交通費計 35,000円
観光費計 8,000円
その他計 10,000円
合 計 109,000円

いやいや、タイは物価上昇が激しく、円安も相まって今や東京より高いって聞くけど?という意見も実は正解。しかし、それはあくまでタイに移住して日本人的な暮らしをする場合や、ラグジュアリー志向の短期旅行の場合のみです。

上述したように、タイは貧富の差が激しすぎるため、振り幅が広いです。庶民に目線を合わせたバックパッカー的な生活を送りながら、時には少しの贅沢をする。それであれば月15万円で事足ります。

でも、庶民に目線を合わせる旅って日本人にはきつそう…と思われる人もいるでしょう。そんなことはありません。例えば1泊2,000円以下の格安ゲストハウスでも以下のような寝るだけなら十分な部屋に泊まれます。

例えば1泊2,000円以下の格安ゲストハウス

また、食事に関しても1食200円程度だからと言って、決してお粗末なものではありません。日本のタイ料理屋なら1皿600〜700円はする以下のような料理を安く食べられるのです。

日本でも人気のタイ料理「パッタイ」

(日本でも人気のタイ料理「パッタイ」。安い店は盛り付けが雑だったり、店内に蝿が飛んでいたりするというだけで、味は普通に美味しい。病みつきになる

日本人バックパッカーの中には、月5万円で旅をしている人もいます。ただ、筆者は節約だけの生活はいつか疲れを感じるので、余裕を持って月15万円は見ておけばストレスフリーの楽しい旅になると思います。

バックパッカーに必要な持ち物

バックパッカーに必要な持ち物

バックパッカーに必要な持ち物は、「バックパッカーの持ち物は?必需品15選。実は必要なかったモノも!?」で紹介している必需品15選があれば問題ありません。

  • バックパック
  • サブバッグ
  • パスポート
  • クレジットカード
  • ドライヤー
  • アウトドアサンダル
  • ワイヤーロック
  • 洗面用具
  • 衣類(3〜4日分くらい)
  • 衣類圧縮袋
  • 充電器、コード類
  • 変換プラグ付属の変圧器
  • モバイルバッテリー
  • 折りたたみハンガーと洗濯紐
  • 常備薬

ただ、ことタイにおいては、上記に加えて帽子、日焼け止め、虫除けスプレーも必需品として持参しましょう(現地での購入も可能です)。

帽子

タイは年間を通して基本的に暑い国であり、日本の夏のような気候が1年中続いています。首都バンコクの年間の平均気温は、なんと30度。

また、1年間の中で最も暑いと言われる4月〜5月に関しては40度に達する日も珍しくなく、2023年4月には50度に達する日も予想され、在住者の間では外に出るのが危険とすら言われるほど暑い日が続いています
なので帽子は必須。特にバックパッカーは遺跡観光をしたりレンタル自転車で行動する機会が多くなりがちなので、絶対に帽子を被って行動しましょう。

日焼け止め

上述したとおり、タイは常夏の国。日差しの強さも半端ではありません。

ハッキリとサンダル跡がわかるほど日焼け痕ができた

(筆者の足。たった2〜3日、日中に外出しただけでハッキリとサンダル跡がわかるほど日焼け痕ができた)

なので日焼け止めも必ず持参しましょう。

虫除けスプレー

特にリゾート地などの自然が多い場所に行く人は蚊に要注意。外出中に刺されるのはもちろん、格安ホテルに滞在していると、どこからともなく蚊が侵入してきます。
刺されるだけならまだしも、タイはデング熱やマラリアの流行地域でもあるため、蚊に関しては気をつけすぎるくらいの意識を持っておいた方が良いです。

そのため虫除けスプレーも必ず持参しましょう。筆者は必ずホテル用に「おすだけベープ」と、外出用に「どこでもベープ」を持参しています。

どこでもベープ。腕につけるだけで蚊が寄ってこなくなる

(どこでもベープ。腕につけるだけで蚊が寄ってこなくなる。スプレーの感触が嫌いな人はこちらがおすすめ)

どちらもアマゾン等で1,000円以内で購入できます。マラリアやデング熱を回避できるなら安い金額です。

タイでバックパッカーが泊まるホテルはこんな場所

上述したように、タイは振り幅が広いため、1泊10万円もするホテルもあれば、1泊1,000円以下の格安ホテルまで様々なグレードのホテルが存在します。
バックパッカーは長期で滞在するため、できるだけ安いホテルに泊まることを考えるでしょう。

ただ、1,000円以下のホテル(ドミトリーやゲストハウス)になると、さすがに不衛生だったり、虫が出るのは当たり前。中にはエアコンなしシーリングファンのみで窓なし…なんていう監獄のようなホテルもあります。
ストレスなく旅をするには基本的には1泊1,500〜2,000円くらいのゲストハウスに泊まりながら、時には5,000円くらいの中級ホテルに泊まってリラックスすることも視野に入れておくと良いです。

以下で各グレードのホテルがどんな場所なのかを紹介します。

1泊1,000円以下の格安ドミトリー。個人的にはちょっときつい…

1泊1,000円以下の格安ドミトリー

1泊1,000円以下のレベルになると、バックパッカー初心者にはハードな環境と言わざるをえません。まず基本的にはドミトリー。他人との相部屋です。
相部屋と言っても日本人同士ならまだ良いのですが、海外のバックパッカーの中にはデリカシーのない人も多いです。イビキがうるさかったり、スマホをマナーモードにしてなかったり、夜中にいきなり喋りだす人もいたりで、ストレスが溜まります。

また、トイレやシャワーも共同です。最初こそ新鮮ですが、不特定多数(しかも国際色豊か)が利用するトイレやシャワールームなので、中には当然汚れている場所もあります。
節制ももちろん大事ですが、節約しすぎてストレスを溜めてしまっては旅に出た意味がありません。そのため、個人的には1,000円以下の安いゲストハウスやドミトリーに泊まるのはたまにで良いです。

1泊1,500〜2,000円のゲストハウスがベスト!

1泊1,500〜2,000円のゲストハウス
1泊1,500〜2,000円のゲストハウス

上写真は筆者がタイの世界遺産遺跡で有名な都市アユタヤで泊まった1泊1,700円のゲストハウスです。

1泊たったの1,700円といえど、部屋にソファーがあり、ちゃんとリネン類や冷蔵庫、エアコン、電子ケトルなども完備されていて快適です。
安っぽさを感じる箇所と言えば、ドアの鍵がカードキータイプじゃなかったり、少々ベッドが硬いくらいです。1泊1,500〜2,000円くらいのゲストハウスが大体このレベル。いかがでしょうか。

全然いいじゃん!と思われたのではないでしょうか。実際、結構快適です。部屋以外の共用部も休憩スペースが設けられていて、そこで他のバックパッカーと交流を持てたりして面白いです。

ゲストハウス共用部

(共用部。タバコを吸っていたり休憩していると、他のバックパッカーが来て交流を持つことがある)

基本的にはこのグレードのゲストハウスに泊まりながら旅を続けたほうが、ストレスフリーで面白い旅になります。

たまには息抜きに1泊5,000円くらいのホテルにも泊まろう!

1泊5,000円くらいのホテル

個人的におすすめしたい旅のスタイルが、2週間に1回くらいは1泊5,000円くらいの中級ホテルにとまってみること。上述した格安ゲストハウスも快適なのは間違いありませんが、ずっと格安ゲストハウスばかりに泊まっていると新鮮味は薄れ、徐々に疲れを感じることもあります。

そんな時、1泊5,000円くらいの中級ホテルに泊まると、中級ホテルとはいえリラックスできます。中級ホテルはゲストハウスに比べて部屋が綺麗なのはもちろん、広いプールがあるのが素晴らしいです!

中級ホテルにはプールがある!

時にはプールのビーチチェアでスムージーでも片手にゆったり日光浴する日も作ってみましょう。「贅沢ってのは小出しじゃダメ」というのは有名な言葉。
5,000円で心も体もリフレッシュできるのなら安い買い物です。それにせっかく日本よりもホテル費が安いタイにいるのですから、存分に恩恵を授かりましょう。

タイでバックパッカーをするデメリット

良いこと尽くしに思えるタイですが、決してメリットばかりではありません。聖地と言われるタイにもデメリットはあります。筆者が感じるタイでバックパッカーをするデメリットは、以下の2点。

  • 旅行者を狙った悪い人も多い
  • よほど好奇心が強い人でないと浅い旅になりがち

旅行者を狙った悪人も多い

これだけ外国人旅行者が多い国なので、当然ながら旅行者を狙った悪人も多数存在します。怖がらせるわけではありませんが、プチぼったくり程度のことも含めれば悪人だらけくらいに思っていて丁度良いです。

酷い話だと、経験したことない人には都市伝説くらいに思えるでしょうが、例えば飲食店で席を立った瞬間、飲み物に睡眠薬を入れられ、道端で倒れ込んだ隙に貴重品を盗まれる、いわゆる睡眠薬強盗なんて日常茶飯事です。

また、これだけ日本大使館が注意喚起しているにも関わらず、帰国の際に空港で見知らぬ外国人に「日本にいる友人に、この荷物を届けてほしい」と言われ預かった荷物を日本に持って帰り、実は中身が麻薬で逮捕…なんて話もいまだに発生しています。

タイでは2022年6月より大麻が解禁されたため、こうした麻薬がらみの事件は今後多発するでしょう。
確かにタイは観光立国で旅行者の安全確保に力を入れていますが、日本より治安はだいぶ悪いのは確かなのです。

よほど好奇心が強い人でないと浅い旅になりがち

タイは日本でも主流の飲食チェーン店(やよい軒、大戸屋、すき家など)が沢山あり、また日本人向けの店や宿など、全てが日本語で片付く施設も多いです。旅慣れしていない人だと、最初こそローカルな旅を楽しみますが、ついつい安心と快適を求めて、こうした日本人的な場所ばかりに足を運ぶようになってしまいます。

また、見どころが多い(選択肢が多い)だけに、いざ一人でタイに行ってみても「なにをしていいのか分からない」というバックパッカーもいます。
よほどタイという国に好奇心を持っている人や旅慣れしている人でないと、浅い旅になりがちなのです。
それではもったいない…。

そのため、せっかくなら、まずは日本でバックパッカー的な暮らしを体験してみて、旅人の感性を磨いてからタイへ行くのがおすすめです。

リゾートバイトで旅慣れする

タイは非常に魅力にあふれる国ですが、危険も多く、一方で冒険しがいのある国です。なので、個人的にはまず日本で旅に慣れて、かつ旅仲間を作って一緒にタイでバックパッカーするのもおすすめです。

リゾートバイトにはバックパッカーも多い。旅の予行にもなる

リゾートバイトは日本全国の観光地や行楽地に住み込みで働くアルバイトです。バッグ一つで新しい環境に身を置き生活をはじめるため、生活様式がバックパッカーと似ています。旅の予行になるのです。

実際、筆者もバックパッカーになる前はリゾートバイトをしていたため、「旅をする」「環境の変化に適応する」ということに慣れました。

そしてリゾートバイトには、バックパッカーや留学の資金を貯めるために働いている人が多いのです。そういった海外志向の人たちと仲良くなれるのもリゾートバイトの大きなメリット。

  • 旅に慣れる
  • 旅仲間ができる
  • そしてお金が貯まる

という、バックパッカーにとって最もメリットが多い働き方と言えるでしょう。
是非、バックパッカーを始める前に、まずはリゾートバイトで旅に慣れてみてはいかがでしょうか。その方が、いざ海外へ出た時に新しい視点と感覚を持って充実した旅を楽しめるでしょう。

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この記事を書いた人

伊藤 良二

伊藤 良二

伊藤 良二

3年間で10箇所のリゾートバイトを経験。現在は日本とタイの二拠点生活を送りながら、アフィリエイター兼WEBライターをしています。 タイの魅力はスバリ!「タイの寺院は美しいから」。

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