
シニア世代のリゾートバイト事情とは?給料・職種・リアルな体験談も紹介
公開日:2025年4月18日
「定年後、何か新しいことに挑戦したい」
そんなあなたにピッタリなのが、全国の観光地で働く「リゾートバイト」です。
収入を得ながら旅行気分を味わえるほか、人と人とのつながりや社会と関わりを持つことで、人生に彩りを与えてくれるでしょう。
この記事では、シニア世代も活躍できる職種や収入の目安、リアルな体験談を交えて、リゾバの魅力をご紹介します。
60代でもリゾートバイトってできるの?

全国の観光地やリゾート地に"住み込み"で働くリゾートバイト。
若者のイメージが強いかもしれませんが、近年は少子化の進行や若年労働力の流出が深刻化しており、地方のリゾート地では慢性的な人手不足に陥っています。
そのため、雇用主は「年齢にこだわらず、真面目で意欲のある人材」を求める方向にシフトし、シニア世代の採用に積極的な姿勢をみせています。
事実、「50代・60代歓迎」「シニアスタッフ活躍中」といった求人が増えてきており、シニア世代の需要が高まっているのです。
若者だけじゃない!50代~60代のシニア層も活躍中

では上記のデータ(※)を参考に、実際にリゾバ.comを通して働かれたスタッフさんの年齢層をみてみましょう。
50代以上のスタッフは全体の約10%を占めており、その中でも60代以上は2%となっています。
まだ少数派ではありますが、50代以上の割合は年々増加傾向にあり、リゾートバイトに興味を持つシニア世代が増えている印象です。
※リゾバ.com 2023年4月~2024年3月集計データ
リゾートバイトの給料はどのくらい?生活費は?

この章では、リゾートバイトのお金事情について解説します。
リゾートバイトの平均時給は?
リゾバ.comの最新データによると、リゾートバイトの平均時給は1,248円(※)でした。
厚生労働省が公開している令和6年度パートタイム労働者の時給は平均1,343円。一般的なパートタイムに比べて、95円低い結果となりました。
上記はあくまで平均値のため、実際は職種、エリア、事業規模、働く時期によって変わります。
また求人によっては、基本給とは別で給料が支給される「満了手当」もあります。
さらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
▶リゾートバイトの給料はいくら?稼げる職種や場所、1ヶ月に稼げる月収例
※2025年3月リゾバ.comの集計データ
リゾートバイトの生活費はどのくらいかかるの?

リゾートバイト最大のメリットは、生活費がほとんどかからないところ。
勤務先が用意する寮に住むことになりますが、基本的に家賃(寮費)、水道光熱費はかかりません。

食事に関しても、まかないが無料で提供されたり、食費手当が付くところもあります。
勤務先によって補助内容が異なるため、契約を結ぶ前に確認しておくと安心です。
<食事の補助回数>
休日も含め3食
勤務日のみ3食
昼と夜の1日2食
朝と昼の1日2食
1日1食
※食事が無料になる、割引料金になる、食費手当が付くなど、勤務先によって補助内容は異なります。
1ヶ月の生活費はどのくらい?月々の収入と支出例

では、実際にリゾバ.comに掲載されている求人を例に、1ヶ月の収入・生活支出例をみてみましょう。
【大浴場スタッフの収入例】
・時給1,200円×8時間×22日=211,200円(休日8日間)
・22×400円=8,800円(食事手当)
→収入金額22万7,800円
続いて、生活支出例をみてみましょう。

この求人の場合、寮費(家賃)、水光熱費が無料のほか、1日2食分の食事手当が支給されるため、生活費はほとんどかかりません。
手取りは13万円ほど。雑費や通信費の支出を見直せば、さらに支出を抑えることができます。
住込みの寮はどんな感じ?

リゾートバイトは住み込みのお仕事になるため、基本的に勤務先が用意する寮で生活を送ることになります。
リゾートバイトの寮は「個室寮」と「相部屋寮」の2タイプ。
個室寮でも、室内にお風呂とトイレが付いた「完全個室」と、そうでない「一部共有」の部屋があります。
寮については、こちらの記事で詳しく解説します。
リゾートバイトの寮ってどんな感じなの?寮の選び方とは!?個室?相部屋?アパート?従業員寮?
リゾバならではの特典!温泉利用OKの求人も豊富

求人によっては、ホテルや旅館内にある温泉施設を無料で利用できます。
毎日温泉に入れるなんて、リゾートバイトでなければ体験できません!
シニア世代におすすめの職種ベスト4
リゾートバイトのお仕事は、ホテルや旅館、テーマパーク、スキー場など、宿泊業やレジャー・観光業に携わるお仕事がメインになります。
接客業はもちろんのこと、縁の下の力持ちとして活躍できる裏方業務もあります。
今回は数ある職種の中から、シニア世代におすすめの職種を4つピックアップ。
1, 求人数が豊富「裏方全般」

裏方全般とは、客室や館内清掃、食事の配膳など、宿泊者が気持ち良く過ごせるよう、陰ながらサポートするお仕事です。
【主な業務】
・ホテルや旅館の客室・館内(大浴場含む)の清掃
・布団の上げ下ろし
・アメニティの補充
【特徴】
・求人数が豊富!時給やエリアなど、待遇面で希望に叶うお仕事が見つかりやすい
・それなりに体力を必要とする
・接客機会がほとんどなく、イレギュラー対応が発生しにくい
▶裏方全般に関する業務はこちら
2, 自炊経験あればOK!体力的にも優しい「調理補助」

調理補助とは、ホテルや旅館の厨房内で、食材や調理器具の準備、下ごしらえ、盛り付け等を行うお仕事です。
調理師免許などの資格は不要で、自炊経験があれば問題なく活躍できます。
【主な業務】
・食材のカット、仕込みや盛り付け等
・厨房内の洗い場、清掃
・オープンキッチンの補助、準備、片付け
【特徴】
・自炊経験があればチャレンジできる
・裏方全般(清掃や洗い場など)に比べると、体力を必要としない
・他の職種より時給がやや高め
3, 接客機会が少ない「バイキング」

バイキングとは、ホテルや旅館内のバイキング・ビュッフェ会場で、料理の補充、会場のセッティングや片付けなどを行うお仕事です。
【主な業務】
・バイキング・ビュッフェ会場のセッティング
・料理の補充、片付け
・ドリンクのオーダー
・お客様を席までご案内
【特徴】
・接客機会が少なく、イレギュラー対応が発生しにくい
・複雑な作業がない、仕事を覚えやすい
・バイキングのみの求人数は少なく、接客メインの「ホール」との兼務が多い
4, 同世代が活躍する「スキー場のリフト係」

スキー場のリフト係とは、ロープウェイやリフトなどの運転操作や安全管理、お客様の誘導や乗降補助などを行う仕事です。
【主な業務】
・リフト、ゴンドラの説明案内や扉の施錠
・リフトの安全管理、お客様の誘導や乗降補助
・雪かき
【特徴】
・現地採用スタッフはシニア世代が多い傾向。同世代の人脈が広がる
・複雑な作業がなく、仕事を覚えやすい
・求人は冬季がメイン
実際どうだった?シニア世代のリアルなリゾートバイト体験談

本章では、実際にリゾートバイトを経験したスタッフのリアルな声を紹介します。
「体力的にきつかった」「これまでで一番充実した日々だった!」など、良い面も、気をつけたいポイントも、率直に語っていただきました。
年末年始、温泉地で仲居デビュー!!夢を叶えたリゾバ体験
仕事中やりがいを感じたことは「来年もいるわよね?あなたがいるならまた来たい!」と言われた時です。「本当楽しい方だから一緒にここで飲みましょうよ」と誘ってくださり、疲れた時の励みになりました。
やはり接客業は手応えがすぐわかる職業なのでやめられないですね。
「よかったよー」とお褒めの言葉をかけていただいたり、楽しそうなお客様の笑顔を見ると疲れも吹っ飛びます。
体力がきつかった……けれど「人との繋がり」にやりがいを感じた
交互に中抜けシフトとナイトフロントで働いたので、体力がきつかったです。間に休みが入っても、慣れる事はありませんでした…。
乗り越え方は、気合と休憩、そしてひたすら眠るのみです!(中略)
仕事中は、お客様から挨拶やお礼などを言われたり、人との繋がりにやりがいを感じました。外国の方も多く自分はジェスチャーで対応しましたが、意外と通じました。
それと職場の社員さんやスタッフさんとコミュニケーションが取れた時に嬉しく思いました。
未経験の職種にチャレンジ!苦労も多かったが、休日の温泉旅行でしっかりリフレッシュ
生活に慣れるのに2週間くらいかかりました。最初の1週間は、高所による空気の薄さや耳鳴りに慣れるのに時間がかかりました。
何も感じない方もいましたが、自分は耳抜きに少し苦労しました。季節の変わり目に赴任したので、寒暖差のストレスもあり慣れるのに少し時間がかかったと思います。(中略)
休日は、友達家族とトレッキングをしたり、友人と草津温泉で待ち合わせをして温泉旅行を楽しんだり、休みが同じ日になったスタッフたちと善光寺に行ったりと、タイミングよくいろいろな人達と行きたかった場所に出かけることができました。
リゾートバイトをはじめる前に読む、シニア世代の安心ガイドQ&A
リゾートバイトに興味はあるけれど、「年齢的に大丈夫?」「体力がもつか不安…」そんな気持ちを抱えていませんか?
この章では、シニア世代が気になる疑問や不安にお答えします。
60代でも本当に採用されるの?年齢制限はある?
はい、60代以上のスタッフの方々も実際に活躍されています。
一部、年齢制限が設けられている求人もありますが、スキルや経験によってお仕事を紹介できる場合もあります。
リゾバ.comでは、あなたの条件に合った求人をしっかりとヒアリングし、最適な職場を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
夫婦で応募して、一緒の職場や寮に入れるの?
はい、ご夫婦での応募も可能です。
求人数は限られてきますが、パートナーと同室OKの寮もあります。
ご希望に叶う職場をお探しするので、気になる求人があればお気軽にご相談ください。
健康面が心配だけど大丈夫?持病があっても働ける?
健康面に不安があっても、働ける求人はしっかりとご紹介できます。
もし持病があっても、無理のない範囲で働ける求人をお探しし、最適な職場を案内させていただきます。
リゾバ.com専任のコーディネーターまで気兼ねなくご相談ください。
どんな持ち物が必要?荷物は多くなる?準備が大変?
寮には、寝具類がすでに用意されているため、持参する必要はありません。
洗濯機、冷蔵庫、TV、電子レンジなどの家電類は、勤務先の寮によって異なります。
希望する求人の寮環境については、専任のコーディネーターに事前に確認しておくと安心です。
また、日用品に関しては、下記の記事で必要なものを詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
現地までの交通費は支給されるの?
はい、ご自宅から勤務先までの交通費を支給いたします。(金額に上限あり)
ただし契約期間の最終日まで働いた(満了)場合のみ支給されるため、ご注意ください。
リゾートバイトのはじめ方と、失敗しないためのポイント

働きはじめる2ヶ月くらい前に応募するのがベスト!
リゾートバイトの場合、お仕事を開始したい時期より2ヶ月ほど前に応募するのがベストです。
というのも、リゾートバイトの平均就労期間はだいたい2ヶ月。
事業者が求人を出すのはスタッフが退職するタイミングのため、2ヶ月前くらいに動き出すと希望にあう求人が見つかりやすいです。
ただし働ける期間が定まっていないと、採用につながりにくい場合も。稼働できる日程を確保した状態で応募すると、お仕事がスムーズに決まります。
登録から勤務までの流れ

リゾートバイトの雇用形態は「派遣」が一般的です。
派遣とは、リゾートバイト専門の派遣会社と雇用契約を結び、紹介された派遣先で働く方法。
勤務先ではなく、派遣会社が雇用主となります。
まずはリゾートバイト専門の派遣会社に登録し、自分の条件にあう求人を紹介してもらいましょう!
リゾバ.comを運営するヒューマニックは、リゾートバイト求人数NO.1!(※)
業界大手ならではの手厚いサポートで、みなさまのリゾートバイトを全力で応援します。
※2024年6月10日~7月10日、日本全国各地のリゾートバイト求人件数 (株)日本マーケティング研究所調べ
迷っているなら、まずは1~2週間の短期リゾバからはじめてみよう!

リゾートバイトは年齢を問わず、誰でも活躍できる環境です。70代でバリバリご活躍されているスタッフさんもいます。
はじめてのリゾートバイトは、自宅から近い観光地がおすすめ。期間も週末2日や、1週間~でもはじめられます。
少しでも不安があれば、リゾバ.comのコーディネーターまでお気軽にご相談ください!
リゾートバイトを始める流れ
-
1
スタッフ登録
これからお仕事選びを始める人、リゾバについてもっと知りたい人は「まずは登録(無料)」ボタンから登録予約をお願いします。
-
2
お仕事相談
ヒューマニックの担当コーディネーターが、勤務エリアや職種、期間、給料など、ご希望にぴったりのリゾートバイト探しをサポートします。
-
3
お仕事決定、出発
勤務先までの交通手段や持っていく荷物の相談など、担当コーディネーターがアドバイスいたします。
-
4
お仕事スタート
勤務期間中も担当コーディネーターがしっかりサポートいたします。お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

リゾバ.com 編集部
リゾバ.com 編集部
こんにちは、リゾバ.com 編集部です。 日本全国のリゾートバイト求人情報サイト「リゾバ.com」を運営しています。 働く!遊ぶ!体験する!を全力で応援します!
あわせて読みたい!リゾバマガジン
リゾバ.comは、派遣・紹介サービスのヒューマニックが運営するリゾートバイト求人検索サイトです。
沖縄から北海道まで日本全国のリゾート地や観光地、ホテル・旅館の求人情報を職種や勤務地、期間など希望条件で探せます。リゾートバイトや住み込みバイトをする上で「リゾートバイトとは?」など初心者の疑問やお悩みに関する役立つ情報も満載!
業界No.1のリゾートバイト求人数で、あなたにぴったりのお仕事探しと夢の実現を応援します。