「箱根フリーパスって、日帰りだと元が取れないんじゃ……?」
そんなふうに思っていませんか?
→答えはNO。日帰りでも十分お得に楽しめるんです!
今回は、箱根フリーパスをフル活用した【日帰りモデルコース】を紹介。
”箱根のプロ”監修の充実したプランなので、はじめての方でもしっかり満喫できますよ!
箱根フリーパスは「日帰り」でも超おトクだった!
箱根フリーパスとは?
スマートフォン1つで、箱根・御殿場エリアの【8つの乗り物】が乗り放題のパスポート。
登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、バスなど、観光に欠かせない足がほぼすべて乗り降り自由になります。
さらに!
フリーパスを提示するだけで、約70のスポットが優待・割引料金になるんです。
そんな箱根フリーパスを使って日帰り観光したところ……
なんと「2,012円」もお得に楽しめました!
”箱根のプロ”こと、小田急箱根の渡辺さんに監修していただいた「箱根フリーパスを使った”絶対に損をしない”日帰りモデルコース」を紹介します。
【8:11】新宿から小田急ロマンスカーに乗車
まずは新宿駅の小田急線の改札へ。
箱根フリーパスは「紙の切符」と「QRチケット」の2種類あります。
QRチケットは、専用の端末にスマートフォンの画面かざすだけ!
端末が見当たらない場合は、小田急の駅員に見せればOK。
箱根まではおよそ1時間15分ほど。
高層ビルが立ち並ぶ街を抜けて、多摩川を渡ると景色が一気にのどかに。
田んぼや畑が広がり、気づけば丹沢の山並みや富士山も見えて、緑もどんどん濃くなっていきます。
渡辺さん
特急ロマンスカーは全席座席指定制で、1ヶ月前から予約・購入が可能です。 お天気が良い日は富士山が見えて、ラッキーな気分になります。
【10:00】箱根湯本商店街で食べ歩き
箱根湯本駅に到着したら、まずは目の前にある「箱根湯本商店街」へ。
定番の温泉まんじゅうをはじめ、片手で食べられるスイーツやご当地グルメのお店がずらりと並んでいます。
今回は実際に食べておいしかった、おすすめ3店舗を紹介。
① 箱根てゑらみす「ティラミスソフト」
お店オリジナルの焙煎豆を使用した「ティラミスソフト」がおすすめ。
甘さ控えめで、口当たりはとろけるように滑らか。
コーンの底までぎっしり詰まっていて、見た目以上にボリュームがあります。
② 手焼堂箱根湯本店「ハート型おせんべい」
おすすめは、インパクト抜群の「ハート型」のせんべい。
ほんのり甘いより濃い口の醤油と香ばしい焦げの香りが絶妙で、嚙むたびに旨味が口いっぱいに広がります。
店頭で1枚ずつ焼いてくれるのもポイント!
③ 箱根銘菓 湯もち本舗 ちもと「湯もち」
名物「湯もち」は、県指定の銘菓に選ばれた逸品。
もち米のおもちの中に、切り入れた羊羹が入っているお菓子です。
和菓子らしい上品な甘さと、マシュマロに近い食感が新鮮!
イートンスペースがあり、お茶とセットでいただくのがおすすめ。
渡辺さん
箱根湯本に到着してからお昼ご飯までの間、スイーツなどが豊富なので小腹を満たせます。お土産もたくさん売っているのでお帰りの際にもう一度立ち寄るのもおススメです。
【11:20】「彫刻の森美術館」で遊びながらアート鑑賞!
美術館といえば、黙って静かに鑑賞するイメージがありますよね。
しかし、彫刻の森美術館は見て、歩いて、遊びながら回る体験型ミュージアム。
作品の多くは、緑豊かな屋外展示場に展示されています。
館内はかなり広く、すべてをじっくり見るとなると半日はかかりそう。
なので今回は、4つのスポットに厳選しました。
あなたも作品の一部!シャッターが止まらない話題のアート
まずは「ポケッと」エリアへ。
傾斜になっている芝生には、ジェリービーンズのような色彩豊かなソファやベンチが設置されています。
斜面を下った先にあるのは、SNSでよくアップされている松原成夫 「宇宙的色彩空間」という作品。
枠の中をくぐり、様々なポーズ、角度から写真を撮るのも楽しいですよ!
大人も迷子になる⁉星の迷路を攻略しよう
続いては「星の庭」という迷路。地下を掘ってつくられています。
中に入ってみると、壁が高く、通路も複雑に入り組んでいます。
方向感覚をつかみにくく、大人でもなかなか苦戦しますよ。
塔に入れば、そこは万華鏡の世界
こちらは有名なガブリエル・ロアール 「幸せをよぶシンフォニー彫刻」。
内部の壁面はすべてステンドグラスで、その日の天候や光の射し方で見え方が変わるそう。
中央の螺旋階段を上りきると、美術館の全体を囲む山々が見渡せます。
温泉で足の疲労を癒そう
歩き疲れた後は、敷地の奥にある「森の足湯」へ。
箱根の山々を一望できるインフィニティ仕様で、足湯に浸かりながら森を感じられます。
敷地内から湧き出る温泉を使っているためか、湯に浸かった後に足が軽くなったのも感動ポイント。
渡辺さん
箱根の自然とアートが融合した人気の美術館で、屋外の展示のほか、ピカソ館など屋内の展示もあり一日中楽しめます。 美術館内にあるカフェはガラス張りで、太陽の光と自然を目の前にくつろぐことができるのでおすすめです。
【13:40】花の名所「箱根強羅公園」で遅めのランチ
再び彫刻の森駅へ戻り、登山電車に揺られて終点・強羅駅へ。
そこから徒歩5分、「箱根強羅公園」でちょっとひと休み&ランチタイムです。
通常は入園料650円かかりますが、箱根フリーパスを見せれば無料になります!
中央には噴水池があり、園内にはアジサイやバラなどの季節の花が咲いていました。
自然特有の静けさがあり、耳を傾けると鳥のさえずりや木々のざわめきが聞こえてくる。
落ち着いた雰囲気でランチをしたい、一休みしたい時に打ってつけの場所です。
断面萌え確定!一色堂茶廊の「二色サンド」が可愛すぎる
そんな園内にあるカフェ「一色堂茶廊」でランチタイム。
おすすめは、色鮮やかな断面が目を引く「二色サンド」。
厚めでふんわりしたパンに、甘みのあるシャキシャキ食感のフルーツにんじんと、濃厚でクリーミーなアボカドをたっぷり挟んだ一品。素材の風味を引き立てた、やさしい味わいです。
渡辺さん
季節に合わせたアフタヌーンティーや、ドリンクは園内の花々の風景と合わせて満喫できます。 またクラフトハウス等体験も充実しており、何度訪れても楽しめる場所です。
【15:20】「早雲山」でロープウェイに乗り換え
公園上駅よりケーブルカーに乗り、ロープウェイとの中継点にあたる早雲山駅へ。
駅舎2階には、箱根のお菓子や雑貨のセレクトショップ、足湯付きのテラスがあります。
早雲山限定のオリジナルスイーツも人気で、時間に余裕があれば、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
渡辺さん
cu―moでは、足湯につかりながら目の前に大文字で有名な明星ヶ岳等の山々や、強羅の街並みを一望できます。お天気の良い日には相模湾まで望めますよ! 雲をイメージしたドリンク「ニューベル」や「くもぱん」とともにお楽しみいただけます。
【15:50】「大涌谷」で地球の呼吸を体感する
早雲山駅からロープウェイに乗り、いよいよ大涌谷へ。
緑を覆われた山の斜面が続く……かと思えば、尾根を越えた瞬間に景色は一変。
眼下には、蒸気を吹き上げる荒々しい山肌が広がります。
地上からの高さは、130m(30階建ての高層ビルくらい)ほどあるそうです。
硫黄の匂いも強くなり、風の力を感じるほど、スリルに満ちた空中散歩でした。
渡辺さん
箱根ロープウェイの魅力は、区間によって楽しめる景色が変わるところです。 早雲山~大涌谷では、蒸気がもくもく立ち込める谷の上を空中散歩し、大涌谷~姥子ではお天気のいい日にはゴンドラから富士山を望めます。 姥子~桃源台では、箱根の山々と芦ノ湖が目の前に広がり、どの区間でも絶景を楽しめます。
10分ほどで、大涌谷に到着。
眼前に広がるこの景色は、今から約3000年前の噴火によって形成されました。
大涌谷とは、「大いに沸騰している谷」という意味。
その名の通り、今もなお地熱が吹き出し、蒸気と硫黄の匂いが立ち込めています。
まずは2025年にオープンしたばかりの新展望エリア「ちきゅうの谷」へ。
ぐるりと円を描き、角のような先端が目を引く「風の輪テラス」に向かいます。
景色を見るだけじゃない?「風の輪テラス」
いわゆる「ただ景色を見るための展望台」ではありませんでした。
……風が、とにかくすごいんです。
立っているだけで、全身に風圧を感じるほど。
というのも、大涌谷は標高約1,000メートルの高地にあり、周囲に遮るものがありません。
風は勢いそのままに、一直線に吹き抜けていきます。
しかも、このデッキの足元はパンチングメタル(穴あき金属板)。
そこからも風が容赦なく吹き上げてくるので、全方位から風にさらされている感覚になります。
髪はジェットコースター並みに乱れ、写真も思わず苦笑いでした。
スリル満点⁉「息吹のデッキ」で地球の鼓動を感じる
続いて、谷底に突き出したガラス張りの展望デッキへ。
なんと足元もガラス張り!
赤茶けた山肌に白煙を上げる噴気孔、ケミカルな黄色に染まった硫黄の結晶など、ロープウェイより近い距離で、地表の様子を確認できます。
渡辺さん
ちきゅうの谷は3つの特徴的なデッキがあります。 「風の輪テラス」では足元からも風が吹き上げるので、小さなお子さまから大人まで楽しめます。 足元がガラスの「息吹のデッキ」では大涌谷の蒸気を真下に望みスリル満点。 「大空のほとり」にはスタンディングカウンターが設置され、軽飲食とともにロープウェイを間近で見られます。
名物「黒たまご」をお忘れなく!
大涌谷といえば、硫黄を含んだ水で蒸した「黒たまご」は外せません。
出来立てのアツアツをその場でいただけます。しかも、うれしい塩付きです。
いつの頃からか「1個食べれば7年寿命が延びる」と言われはじめ、いまでは延命長寿の象徴となっています。
火山の噴煙を再現!?「タニマルマフィン」
もう1つ紹介したいのは、大涌谷ならではの新種スイーツ「タニマルマフィン」です。
マフィンを頼んだはずが、カウンターから出てきたのは、蒸気を吹き上げる謎のカップ。
透明なフタを開けると、中にはチョコレートカカオのマフィンが!
やや酸味のあるクリームチーズのソースがアクセントになっています。
駅舎内の売店「谷のマルシェ」で購入できます。イートインスペースあり。
渡辺さん
「谷のマルシェ」では、お土産品だけではなく大涌谷をイメージした軽飲食も充実しています。タニマルマフィンのほか、黒いレモネード「ジオネード」のドリンクは清涼感があり夏の時期におすすめです。
【17:00】箱根海賊船に乗って「箱根町港」へ
再びロープウェイに乗り、海賊船乗り場がある「桃源台」へ。
海賊船は3タイプあり、今回乗船したのはロイヤル感溢れる金色の「クイーン芦ノ湖」。
箱根フリーパスなら、乗船はタダ!
追加料金で利用できる「特別船室」も、フリーパス提示で割引になります。
特別船室の乗客にはリストバンドが配られ、これが目印になるそうです。
持ち帰れるので、旅の思い出にもなりますね!
船室でのんびりティータイム
船内は、ロイヤル感のある煌びやかな内装で、非日常感たっぷり。
照明などには、寄木細工といった伝統工芸があしらわれており、箱根らしさを感じられます。
船内には売店があり、コーヒーやジュース、ビールにワインといったドリンク類があります。
船上デッキから芦ノ湖の景色を楽しむ
せっかくなので、外の展望デッキへ。
特別船室のデッキは船首側にあるため、視界を遮るものがなく、前方に広がる絶景を独り占めできちゃいます。
進行方向左側をみると、写真映えスポットで有名な箱根神社の平和の鳥居も見えました。
ゴールの「箱根町港」に到着。
港のすぐ近くにロータリーがあり、そこからバスで箱根湯本駅または小田原駅へ。
渡辺さん
3種類の海賊船それぞれ個性があります。 今回の「クイーン芦ノ湖」のほか、「ビクトリー」の特別船室は「イギリスの伝統と文化を感じる豪華クルーズ」をコンセプトに今年4月にリニューアル! ロワイヤルⅡは船内に3Dアートや船員の人形像が設置されており、冒険感をお楽しみいただけます。
結果、日帰りでも「2,012円」お得に観光できました!
箱根フリーパスを使って今回のモデルコースを巡ると、日帰りでも「2,012円」分お得に観光できました!
とくに大きかったのは、交通費の節約。
公共交通機関での移動が多いため、通常料金だと出費がかさみます。
その点、箱根フリーパスなら乗り降り自由なので、移動するたびに得している感覚でした。
また箱根は観光客が多いので、券売機に並ぶだけでも意外とロスタイムに……。
箱根フリーパスならチャージの心配もなく、そのまま改札をスムーズに通過できました。
渡辺さん
箱根フリーパスは箱根の各乗り物が乗り放題になるだけではなく、観光施設の割引優待もついています。 日帰りでもお得になりますが、有効期限が2日または3日なので、箱根に宿泊して2日目もまわると更にお得になります。
▼箱根日帰り旅行でかかった費用
| 通常料金 | 箱根フリーパス | |
|---|---|---|
| 新宿→箱根湯本駅 乗車券 | 1,261円 | 0円 |
| 新宿→箱根湯本駅 ロマンスカー特急券 | 1,150円 | 1,150円 |
| 箱根湯本駅→彫刻の森駅(箱根登山電車) | 460円 | 0円 |
| 彫刻の森美術館 入館券 | 2,000円 | 1,900円 |
| 彫刻の森駅→強羅(箱根登山電車) | 160円 | 0円 |
| 箱根強羅公園 入園料 | 650円 | 0円 |
| 公園下駅→早雲山駅 | 340円 | 0円 |
| 早雲山駅→大涌谷駅→桃源台港 | 1,500円 | 0円 |
| 箱根海賊船 乗船券 | 1,200円 | 0円 |
| 特別船室 | 800円 | 700円 |
| 箱根町→箱根湯本駅 | 1,080円 | 0円 |
| 箱根湯本駅→新宿 乗車券 | 1,261円 | 0円 |
| 箱根湯本駅→新宿 ロマンスカー特急券 | 1,150円 | 1,150円 |
| 【合計金額】 | 13,012円 | 11,000円※ |
※新宿発2日間 箱根フリーパス6,100円含む
リゾートバイトなら滞在費をかけず、箱根をもっと楽しめる!
今回、日帰りで箱根を観光しましたが……正直に言うと「時間が足りません!」
というのも、箱根は移動に時間がかかるため、1日で回れるのは今回紹介した3スポットくらいが限界。
ほかにも箱根神社や九頭龍神社、箱根小涌園ユネッサン、個性豊かな美術館、県最大級の名瀑、秋が見頃の仙石原のすすき草原など。
とにかく見どころがありすぎて、1日で回るのは不可能に近いです。
とはいえ滞在費を考えると、長期滞在はキビシイ……?
いえいえ、「リゾートバイト」なら滞在費をかけずに箱根を楽しめちゃうんです!
リゾートバイトとは?
リゾートバイトとは、全国の観光・リゾート地にホテルや旅館などに「住み込み」で働くお仕事です。
普通のアルバイトとの大きな違いは、以下の3つ。
・住み込みの寮・水道光熱費はキホン無料
・働く期間を自分で決められる
・自宅~勤務先まで交通費がでる(一部上限あり)
主な勤務先は、旅館やホテル、テーマパークや観光施設になります。
フロント、仲居、清掃、調理補助など、接客から裏方まで幅広い職種を経験できますよ!
休日は観光地を巡ったり、ダイビングや登山などアクティビティを楽しんだり……。
箱根には、山、湖、温泉があるので、観光以外の楽しみ方もたくさんあります。
いまなら箱根でリゾバする方全員に「箱根フリーパス」をプレゼント!
「ヒューマニック」を通して対象エリアでリゾートバイトすると、もれなく全員に「デジタル箱根フリーパス(※1)」をプレゼント!
ヒューマニックはリゾートバイト専門の派遣会社です。
リゾートバイト求人数NO.1!(※2)業界大手ならではの手厚いサポートで、みなさまのリゾートバイトを全力で応援します。
※1……小田原駅発のデジタルチケットになります。小田急線往復運賃(新宿駅~小田原駅)分は含みません。
※2……2025年6月10日~7月9日(平日定時に実施)、日本全国各地のリゾートバイト求人件数 (株)日本マーケティング研究所調べ
リゾバ.com
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この記事を書いた人
むらうみ
むらうみ
観光、アウトドア業界のライター・編集者を経て、リゾバ.com編集部にジョイン。 “ひとり旅”が好きで、有給と給料はすべて旅行につぎ込む。旅好きが高じて、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得。
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リゾートバイトを始める流れ
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スタッフ登録
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2
お仕事相談
ヒューマニックの担当コーディネーターが、勤務エリアや職種、期間、給料など、ご希望にぴったりのリゾートバイト探しをサポートします。
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お仕事決定、出発
勤務先までの交通手段や持っていく荷物の相談など、担当コーディネーターがアドバイスいたします。
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お仕事スタート
勤務期間中も担当コーディネーターがしっかりサポートいたします。お気軽にご相談ください。