神社やお寺を参拝した証としていただく御朱印。
御朱印集めを趣味として「はじめてみたい！やってみたい！」と思っている人も多いのでは？
そこで今回は、御朱印集めに興味はあるけどまだ始めていない初心者さんに向けて、
「そもそもどんなものを選んだらいいの？」
という疑問にお答え！
御朱印帳の選び方と使い方を、御朱印集め歴13年の筆者が、わかりやすく解説します。
御朱印のルーツは？
御朱印のルーツは諸説ありますが、お寺に写経を納めた証としていただける納経印が由来となっています。
現在は、参拝した証として定着。
御朱印を集める専用の帳面「御朱印帳」を持っていけば、直接御朱印を書いてもらうことができます。
スタンプラリーとは異なるため、御朱印帳以外のものに御朱印をもらうのはマナー違反なのでやめましょう。
【準備編】御朱印帳の選び方
御朱印帳は、大きさの種類や開き方の違いなど、さまざまなタイプあり！
ここからは、御朱印帳の選ぶポイントを一つずつ解説していきます。
御朱印帳は、大きさの種類や開き方の違いなど、さまざまなタイプあり！
ここからは、御朱印帳の選ぶポイントを一つずつ解説していきます。
ちなみに御朱印帳は、雑貨屋や文房具店、インターネット通販などで購入できます。が、おすすめは各神社やお寺を訪れた際に直接購入！ 理由は、寺社仏閣や地域に根付いたオリジナルの絵柄の御朱印帳が用意されているケースが多くあるため。ぜひ、自分好みの絵柄の御朱印帳をゲットして、御朱印集めデビューを飾ってみてください。
御朱印帳のサイズの選び方
御朱印帳のサイズは、小判サイズと呼ばれる縦15㎝・横11㎝ぐらいのものや、大判サイズと呼ばれる縦18㎝・横12㎝のものがあります。
中には、見開きの御朱印や特大サイズの御朱印に対応したA4サイズの御朱印帳も……！
この中でも特に、漫画や小説でよく見かけるB6に近い「小判サイズ」が一般的のようです。
御朱印帳のタイプの選び方
御朱印帳は、山折り谷折りで製本された「蛇腹（じゃばら）式」のものと、和綴じや紐綴じなどと呼ばれる本のように閉じられている「中綴じ」と、2つのタイプがあります。
広く普及しているのは、「蛇腹式」です。
広く普及しているのは、蛇腹式です。
【実践編】御朱印帳の使い方
通常、1ページに一つ御朱印を押してもらいます。
蛇腹式の場合は右開きが一般的です。（和綴じ式の場合は逆もあります）
神社とお寺で御朱印帳は分けたほうがいいの？
御朱印は神社と寺院の両方でいただけるものですが、御朱印帳は使い分けなくてもOKです。
「必ず分けなければならない」というルールはありません。
しかし、神社やお寺によっては混在していることを良しとせず、御朱印を断られてしまうというケースも希にあるようです。
心配な人は、分けて用意しておくと安心です。
お寺の御朱印は仏像名や経文などが入る場合があり、広めのスペースが確保されていると安心。小判サイズを神社、大判サイズをお寺と使い分けておくのもいいかも。
▶そもそも…神社とお寺の違いとは？【神社とお寺って何が違うの？知ると楽しい寺社仏閣の豆知識】
両面（裏面）使ってもいいの？
御朱印は、帳面の両面にいただくことが可能です。
両面使う方がページを節約できるというメリットがありますが、紙の素材によっては墨が裏写りしてしまうというデメリットもあります。
きれいな状態で保管したい方は、片面のみで使用がおすすめです。
1ページ目（表紙の裏）は使ってもいいの？
表紙の裏面にあたる右側の1ページ目は使わずに、左側のページから御朱印をいただくのが広く知られた使い方です。
表紙裏のページは、和紙ではなかったり、硬かったりするためきれいな御朱印が書けないことも……。
また、国内でも特別感がある「伊勢神宮」の御朱印のためにとっておくという説もあります。
ただ、明確なルールはないため、自分の好みの使い方でOKです。
御朱印帳の保管はどうすればいいの？
保管方法として、使用していないときは神棚などで保管するとよいともいわれますが、こちらも明確なルールはありません。神仏に敬意をもって大切に扱っていればOKです。
普段から、御朱印帳にビニールカバーをつけることで、汚れや水滴から守れます。
さらに、巾着やポーチなどの袋にいれておくことで保護力が増し、きれいな状態で保管ができるのでおすすめです。
御朱印をいただくための4つの手順
御朱印帳に関する知識を身に付けたら、さっそく御朱印集めデビュー！
ここからは、お寺や神社を訪れてから御朱印をいただくまでの手順について紹介します。
いただく際に気を付けるポイントやマナーについても紹介しているので、合わせてチェックしてください。
1. 御朱印の受付時間を確認する
御朱印は、神社であれば授与所や社務所、お寺であれば納経所、寺務所などで対応しています。
境内は24時間開放されていたり、早朝から開門している場合などありますが、授与所や社務所の受付時間はきちんと定められています。
寺社仏閣によってそれぞれ異なるので、事前に時間を確認してからでかけるようにしましょう。
中には、受付時間内でも住職がいる時間帯は対応ができないというケースもあります。事前にどのタイミングで参拝すればいただけるのか、よく調べてからでかけるといいでしょう。
2. 参拝する
御朱印は、神社やお寺を参拝した証としていただくものなので、その場所の作法に従ってきちんと参拝するようにしましょう。
＜参拝方法＞
神社：お賽銭をいれたら二礼二拍手一礼
お寺：お賽銭をいれたら一礼して合掌、お祈りをしたの後一礼
※例外もあり
観光地や人気の寺社仏閣社寺では、混雑緩和のために参拝前に御朱印帳を預けるように案内される場合があります。 その際は、案内に従い受付を済ませてから参拝を行ってください。
3. 御朱印をいただく
参拝が済んだら、社務所や納経所に向かい御朱印をいただきます。
神社で御朱印帳を買う際は、「御朱印も一緒にいただきたいです」と伝えればOK。
事前に購入した御朱印帳にいただく場合は、あらかじめ書いてほしいページを開いておき、御朱印帳を渡すようにしましょう。
また御朱印が書置きの場合（直書きではない）は、自分でのりを使って貼ることになります。
御朱印は基本的には直接御朱印帳にかいていただくものですが、書置きといって、あらかじめ御朱印が書かれた状態の紙を用意している神社やお寺もあります。 直接書くことを行っていない場合や、御朱印帳を忘れてしまった際、書置きで対応いただけます。
4. 御朱印代を納める
御朱印の相場は、300円～500円が一般的です。
切り絵や絵が描かれたようなアートな御朱印は、500円～1000円などという値段もあります。
料金は明示してあることがほとんどですが、希にお気持ちでというケースも見受けられます。その際は300円～500円を納めれば差し支えないでしょう。
御朱印代を納める時は、お釣りがないように渡すのがマナーです。スマホ決済などはまだ対応していない寺社仏閣が多いので、御朱印巡りをする時は、現金で100円玉を多く用意しておくと安心です。
【まとめ】安らぎを与えてくれる趣味・御朱印集め
老若男女問わず楽しめる趣味として注目されている御朱印。
唯一無二の巧みな墨書きのものや、近年趣味趣向を凝らしたものなど、多様性に富んだ御朱印がかかれた御朱印帳は、眺めているだけで惚れ惚れ。
私自身御朱印集めをはじめてから、寺社仏閣を訪れた際は今まで以上にきちんと敬意をもって参拝するようになりました。
また、心身ともに清められた感覚になりリフレッシュもできます。
単なるコレクション集めとは異なりますが、御朱印帳の使い方いただく際のマナーやルールなどを確認したら安心してはじめられるはず。
ぜひ、あらたな趣味のひとつに加えてみてください。
【付録】御朱印歴13年の筆者が厳選する御朱印3つ
はじめて一人旅をした時に御朱印集めデビュー！もともと寺社仏閣巡りが好きで、収集癖もある私はすぐに御朱印のトリコに（笑）
これまでいただいた御朱印の中でも、今回はお正月限定デザインものから、お気に入りのアート御朱印を厳選し、紹介します。
1. お正月限定デザインのうさぎがキュート！（大野神社）
埼玉県鴻巣市にある大野神社では、お正月に参拝すると、その年の干支が書かれた正月限定御朱印がいただけます。
また「大野」神社というその名称から、嵐のリーダー・大野智さんの苗字が入った神社として、ファンの間で聖地としても話題を集めています。
住所
埼玉県鴻巣市大間2-11-26
2. まさに芸術作品！切り絵の御朱印（埼玉厄除け開運大師・龍泉寺）
関東で唯一厄除けと開運のご利益を同時にいただける、埼玉厄除け開運大師・龍泉寺でいただいた切り絵の御朱印です。
切り絵の御朱印発祥の寺だそうで、限定切り絵の御朱印は、季節にちなんだデザインで3ヶ月ごとに変更されます。
住所
埼玉県熊谷市三ヶ尻3712
3. 美しすぎる……！温かみのあるデザインが魅力（徳島眉山天神社）
阿波踊りで有名な徳島市内にある眉山天神社の御朱印は、季節の花や行事をモチーフにしたもので、月ごとに変わります。
平成から令和に年号が変わるタイミングで、四国旅行をしていた際に立ち寄りました！
特に「令和」と書かれた御朱印は、特別感がありお気に入りです。
住所
徳島県徳島市眉山町天神山1
この記事を書いた人
あやたか
あやたか
リゾートバイト経験アリの中の人ことあやたかです。国内外問わず旅に出ることがとにかく大好き！海外は20ヶ国以上、国内は47都道府県全制覇！自他ともに認める「フッ軽」さんです。
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