リゾートバイトで温泉入り放題は本当?働く人だけが味わえる魅力を紹介

温泉入り放題って本当?リゾートバイト経験者が語る魅力と注意点

更新日:2025年12月26日

こんにちは。リゾートバイト歴は通算5年以上、これまで全国の温泉地を中心に働いてきたライターの伊藤です。

「温泉利用OK」「温泉入り放題」という求人を見かけると、つい目にとまりますよね。

旅館の温泉

リゾートバイトは、ホールや宿泊業務など立ち仕事が中心。毎日が体力勝負だからこそ、仕事終わりに温泉に入れるのは本当にありがたいものです。

リゾバ.comの温泉入り放題の求人

私自身、日ごろからサウナやスーパー銭湯に通うほど温泉が大好き。
旅館の木の香りや、湯けむり漂う街の雰囲気にも惹かれて、求人を選ぶときはいつも「温泉利用OK」を条件にしていました。

温泉地リゾートバイト

とはいえ、温泉利用の条件は勤務地によってさまざま。
本記事では、実際に温泉地や旅館で働いた経験をもとに、温泉入り放題の“本当のところ”と、温泉リゾートバイトの楽しさをお伝えします。

温泉入り放題は本当?実は勤務地によってルールが違う

リゾートバイト先の温泉施設

「えっ、ルールがあるの?」と驚かれた方もいるかもしれません。

でも安心してください。
まず「温泉利用OK」とある求人は、基本的にどこでも温泉に入れます。
施設によってはサウナも併設されており、仕事の疲れをしっかり癒やせますよ。

ですが、リゾートバイトスタッフもれっきとした従業員。なので利用時にはルールがあります。
といっても堅苦しい決まり事ではなく、従業員とお客様が気持ちよく過ごすためのマナーのようなものです。

<温泉利用時のルール>

① 入浴中に仕事の会話は控える
② 勤務先の温泉ではなく、湯めぐり券で公衆温泉を利用する※職場による
③ 混雑時間を避ける

1. 入浴中に仕事の会話は控える

入浴中に仕事の会話は控えるのがマナー

お客様にとっても、温泉は「くつろぎの場」です。
そんな癒しの空間で、スタッフ同士が仕事の話をしていると、せっかくのリラックス気分が台無しになります。

貴重な非日常の時間を壊さないためにも、入浴中に仕事の話は控えましょう。
これは、勤務地に関わらず必ず守りたい大切なマナーです。

2. 勤務先の温泉ではなく、湯めぐり券で公衆温泉を利用する※職場による

外湯巡りマップ

城崎や草津といった外湯(宿泊施設を伴わない公衆浴場)が多い温泉街では、外湯の無料券が支給されたりします。
その日の気分で行く温泉を選べるのは、リゾートバイトならではの楽しみ方。

外湯めぐりチケット

ただ、施設によっては利用回数に制限がある場合も。この点は事前に派遣会社に確認しましょう。

3. 混雑時間を避ける

混雑時間を避けてゆっくり温泉を楽しむ

職場によっては、混雑を避けるためにスタッフの入浴時間を決めている場合があります。
たとえばチェックインの時間帯(14〜15時)や夕食の時間など、お客様が温泉に入らない時間だけ利用できることも。

一方で、24時間いつでも入れる職場もあります。(※清掃時間は除く)
利用に制限がなくても、混雑時間を避けるのがマナー。逆をいえば、人の少ない時間を選んで入浴できるのは、スタッフならではの特権です。

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温泉地で得られる3つの癒やし

温泉があることで、リゾートバイト生活にどんな癒やしをもたらしてくれるのでしょうか。
ここでは、私が体験した温泉地ならではの3つの癒やしを紹介します。

魅力1. 一日の生活リズムを整えるスイッチになる
魅力2. 睡眠の質が上がり、緊張で眠れない夜が減る
魅力3. 旅行では味わえない、季節とともに暮らす温泉生活

魅力1. 一日の生活リズムを整えるスイッチになる

(カフェスタッフでの仕事の様子)

仕事終わりの温泉は、至福のひととき。
とくに働きはじめの1〜2週目は、慣れない立ち仕事で足や腰が重く感じるもの。ですが温泉に浸かれば、むくみやだるさがスッと消えていきます。

一方で、私が気に入っていたのは「出勤前のひと風呂」。
熱めの湯で体をほぐしたあと、水風呂でシャキッと仕上げる。冷たい刺激で交感神経が目を覚まし、自然と集中モードに切り替わるんです。

温泉は疲れを癒やすだけでなく、1日のリズムを整える最高のスイッチだと実感しました。

魅力2. 睡眠の質が上がり、緊張で眠れない夜が減る

働きはじめて間もないころ、慣れない環境や仕事への緊張で、なかなか眠れない夜が続いていました。

そんなときこそ、温泉の出番です。
体の深部までしっかり温まり、副交感神経が優位になることでリラックスモードに切り替わります。そのおかげで寝つきが良くなり、途中で目が覚めることもほとんどありません。

私自身も、普段は睡眠導入剤に頼っていましたが、温泉地で働いていた時期は薬を飲まなくても朝までぐっすり眠れました。

魅力3. 旅行では味わえない、季節とともに暮らす温泉生活

私が今でも忘れられないのが、城崎温泉で雪が降る中に入った露天風呂です。

メリットも多い相部屋寮での暮らし

普段住む福岡では雪が少なく、そんな体験はまずできません。
また旅行で雪見風呂を狙おうとしても、天気予報と睨めっこしながら計画したところで、雨になったり混雑したりと、なかなか思い通りにいかないもの……。

けれど住み込みのリゾートバイトなら、雪が降った瞬間に温泉へ直行!天気やタイミングを気にせず、自然とともに過ごすことができます。

草津温泉の「賽の河原」では、秋色に染まる紅葉を眺めながらの露天風呂も体験しました。

温泉地の紅葉

「仕事をしながら、こんな贅沢ができるなんて……」

湯に浸かり、目を閉じて幸福を噛みしめたあの瞬間はいまでも忘れられません。

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温泉だけじゃない?温泉街で見つけた休日の楽しみ方3選

温泉街での暮らしは、風景も人との出会いもどこか非日常。
湯けむりの中で働き、街の香りを感じながら過ごす毎日には、温泉だけじゃない楽しみがあるんです。

楽しみ方1. 地元民ご用達のお店で、旬の味をお得に食す
楽しみ方2. カフェも足湯もすぐそこに!気の向くままに散策する
楽しみ方3. 足を延ばしてスキー場や都市へ遊びに行く

楽しみ方1. 地元民ご用達のお店で、旬の味をお得に食す

温泉地といえば、地域ごとにさまざまな名物グルメがあります。
長期で滞在するリゾートバイトでは、その“旬の味”に居合わせることも多いです。

たとえば、カニ漁が解禁される冬の城崎では、松葉ガニやイクラを贅沢にのせた丼が1,200円ほどで味わえることも。

リゾートホテルの販売

しかも、こうした激安店は地元の人が通う食堂が多く、観光客の多くはその存在をほとんど知りません。
勤務地の社員さんに教えてもらい、こっそり行く。そんな地元グルメとの出会いがあるのも、リゾートバイトの醍醐味です。

楽しみ方2. カフェも足湯もすぐそこに!気の向くままに散策する

リゾートバイトスタッフ

休日に観光しても飽きないのが、温泉地の不思議な魅力。
街を歩けば足湯があり、パソコンで作業をしたければWi-Fiが利用できるカフェもあります。多くの温泉地はこぢんまりとしていて、歩いて気軽に散策できるのも魅力です。

さらに、景観づくりに取り組んでいる温泉地では、湯けむりや山々の景色、紅葉など季節ごとの風景を楽しめます。

楽しみ方3. 足を延ばしてスキー場や都市へ遊びに行く

スキー場

有名な温泉地なら駅やバス路線が整備されており、都市部からアクセスしやすい場所が多いんです。私の場合、同僚たちとバスを乗り継いで近くのスキー場へ行ったこともあります。

仕事の合間にちょっとした小旅行ができる。そんな自由さも、温泉地をおすすめする理由の1つです。

リゾートバイトにおすすめの温泉地3選+α

温泉地といっても、その環境はさまざまです。
中には“秘湯”と呼ばれる場所もありますが、はじめてのリゾートバイトなら、「交通の便が良く、生活しやすい温泉地」がおすすめです。

ここでは、私が実際に働いて「住みやすくて通いやすい」と感じた3つの温泉地を紹介します。
いずれも駅周辺に宿が集まり、休日の移動も便利なエリアです。

城崎温泉

城崎温泉

こぢんまりとした町並みに、古き良き日本の風情が残る城崎温泉。私にとって、今でも忘れられない最高のリゾートバイト先のひとつです。

町の中心を流れる大谿川(おおたにがわ)には石造りの太鼓橋が架かり、両脇に柳並木が続く風情ある景観がお気に入り。湯上がりの浴衣姿の人々がそぞろ歩きを楽しむ風景は、まるで時代を遡ったような趣があります。
冬には雪が街を包み、湯けむりの向こうに白い屋根が並ぶ景色は格別です。

温泉街からバスでスキー場にもアクセスできます。

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草津温泉

観光と温泉、どちらも存分に楽しめるのが草津温泉の魅力です。
湯もみショーなどの伝統的な催しに加え、温泉に入るカピバラを眺められる「カピ湯」など、ちょっとユニークな癒やしスポットもあります。

草津温泉

そして温泉好きにこそおすすめしたいのが、草津から公共交通機関で行ける「秘湯めぐり」。

私もバスに揺られて1時間、群馬の山あいにある小さな温泉宿まで日帰りで出かけたことがあります。
草津を拠点に、休日にそんな“温泉のはしご”を楽しめるのも、リゾートバイトならではの贅沢です。

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湯布院

湯布院

湯布院は、歩いて回れるほどの小さな温泉街。
朝霧に包まれる金鱗湖(きんりんこ)や、山あいの穏やかな風景が心を落ち着かせてくれます。

一方で、近年はセンスの良いカフェや雑貨店、アートギャラリーも次々と登場。伝統とモダンが自然に混ざり合う空気が、他の温泉地にはない魅力です。

静かな時間を過ごしながら、休日は街歩きやカフェ巡りも楽しみたい。
そんな人にはぴったりのリゾートバイト先です。

さらに、高速バスで約1時間の場所に巨大温泉地・別府もあり、休日の小旅行もできちゃいます。

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番外編・スキー場併設の温泉ホテル

冬のスキー場

スキーやスノボが好きな人なら、スキー場直結の「温泉ホテル」もおすすめです!
仕事の前後でも気軽にゲレンデへ行けますし、冷えた体をそのまま温泉で温められるのは、まさに贅沢な組み合わせ。

また、職場によっては夏になるとウォーターパークがオープンするなど、季節ごとに違った楽しみ方ができるのも魅力。
四季を通してリゾート気分を味わいたい人にぴったりの環境です。

心も体も満たす。温泉地で働くという選択

温泉旅館

何気なく見ていたリゾートバイト求人の「温泉利用OK」という一文も、この記事を読んだ今は、少し違って見えるのではないでしょうか。

温泉地で働くリゾートバイトは、疲れを癒やしながら収入も得られる特別な仕事です。
日々の仕事終わりに湯に浸かり、四季折々の風景とともに過ごす時間は、きっと忘れられない思い出になります。

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リゾートバイトを始める流れ

  1. 1

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    お仕事相談

    ヒューマニックの担当コーディネーターが、勤務エリアや職種、期間、給料など、ご希望にぴったりのリゾートバイト探しをサポートします。

  3. 3

    お仕事決定、出発

    勤務先までの交通手段や持っていく荷物の相談など、担当コーディネーターがアドバイスいたします。

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    お仕事スタート

    勤務期間中も担当コーディネーターがしっかりサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

伊藤 良二

伊藤 良二

伊藤 良二

リゾートバイト歴は累計5年以上。全国10箇所で働きながら、海外を旅してきました。現在はタイに拠点を置き、WEBライターとして活動しています。勤務地の中でも特に温泉地が好きで、最も思い出に残っているのは城崎温泉です。

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