リゾートバイトの相部屋って実際どう?滞在してわかった人間関係とプライバシーの本音

リゾートバイトの相部屋って実際どう?滞在してわかった人間関係とプライバシーの本音

更新日:2025年12月2日

こんにちは。リゾートバイト歴5年以上のライター伊藤です。

私自身も、できれば「相部屋は避けたい」と思っていました。
見ず知らずの他人と生活を共にすることに、抵抗があったからです。

相部屋で食事

それでも気になっていた相部屋寮の求人は、時給が高く、家からも行きやすく、シフトも理想的でした。
仕事の内容も「これならできそう」と感じたのを覚えています。

なにを優先すべきか考えたとき、私の場合は寮環境ではありませんでした。
それに、「先入観で避けるより、一度くらい相部屋での生活を体験してみてもいいかもしれない。それに短期間なら、意外と楽しいかもしれない」と思ったのです。

こんな風に、私と同じように迷う人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、私が暮らした相部屋寮の写真を交えながら、生活の雰囲気や人間関係、プライバシー面の実態をわかりやすく紹介します。

ドミトリー?シェアハウス?リゾートバイト相部屋のタイプを写真付きで紹介

相部屋寮とは?

最近は個室寮の求人が増えている印象ですが、相部屋寮もまだまだあります!
その中でも、とくに多いのが「スキー場」です。

スキー場はホテル併設型が多く、スキー場運営とホテル部門の双方で多くのスタッフを必要としているため、個室寮にすると収容人数が間に合わないと聞いたことがあります。

休憩時間に食事を楽しむリゾバスタッフ

筆者自身も、スキー場のリゾートバイトで相部屋寮に滞在しました。

ただし寮の形はさまざまで、ファミリールームの客室を使う場合もあれば、共同寝室のドミトリータイプや、寝室のみ個別のシェアハウスタイプもあります。

ここからは、筆者が実際に滞在した相部屋寮を一例としてご紹介します。

実際に滞在したスキー場の相部屋寮例

「客室」を複数人でシェア

相部屋

写真は、新潟のスキー場に併設されたホテルで、客室を相部屋寮として利用していたときのものです。

一見すると1人部屋のようですが、ここは2人部屋。奥の間に1人、冷蔵庫が置かれた前室側にもう1人が寝ていました。

相部屋

いわゆる「相部屋寮」と聞いてイメージするドミトリーとは少し違いますが、実際にはこのようにホテルの客室を寮として使うケースもあります。

まかない

私が寝ていた前室側にはちゃぶ台などの家具がなかったため、提供された食事はホテル備品の買い物カゴをテーブル代わりにして食べていました。

多少の不便さはありましたが、もともと客室だったこともあり、清潔で暖房設備もしっかりしていて不満は感じませんでした。

お風呂

お風呂は、ホテル併設の温泉大浴場を無料で利用できたので、部屋の浴室は出勤前に軽くシャワーを浴びる程度。

シャンプーやボディソープは各自で持参し、最初のうちはシャワーのたびに自分のものを持ち込んで使っていました。
ただ、途中からは持ち運びが面倒になり、同室の仲間と割り勘で購入したボトルを共同で使うようになりました。

ランドリー

洗濯や乾燥は、ホテル内のコインランドリーを利用していました。

個室ありの「シェアハウス」タイプ

共同キッチン

シェアハウスとは、キッチンやリビング、バスルーム、トイレなどの共用スペースをみんなで使い、寝室だけが個室になっている寮のことです。

私が滞在したシェアハウスは、写真のように広いキッチンがあり、トイレとシャワールームがそれぞれ2ヶ所ずつありました。

寝室は合計6部屋あり、大人数が共同生活を送りながらもプライバシーを保てる空間でした。

シャワー
ランドリー
個室

シェアハウスの魅力は、やはり寝室が個室であること。
鍵付きの部屋で一定のプライベート空間が確保されているので、防犯面でも安心です。

「相部屋は少し不安」という人でも、シェアハウスなら個室があるので抵抗なく過ごせるはずです。

掃除

寮には掃除機も完備してありました。

掃除についてのルールは特になく、気づいた人が率先して掃除をするような、穏やかな雰囲気で成り立っていました。

相部屋寮で起こりやすいトラブルと対処法

相部屋寮で起こりやすい3つのトラブルとその対処法

同僚とはいえ他人と同居するため、個室寮に比べてトラブルが起こりやすいのも事実です。
ここでは、私が経験したトラブルと、そのときに行った対処法を紹介します。

あらかじめ知っておくだけでも、相部屋での生活をより快適に過ごすことができます。

生活リズムの「ズレ」からくるストレス

リゾートバイトにおける生活リズムのずれ

職種や勤務形態によってシフトが異なるため、同室者と生活リズムが合わないことがあります。
よくあるのは、自分が中抜けシフトで昼間に休んでいる時に、同室者が休日というケースです。

こうした時は、お互いが気持ちよく過ごせるように、いくつかの配慮が必要になります。

テレビや音楽の音量は控えめにし、電話をする時は部屋の外に出るようにしましょう。
また、シャワーやドライヤーなど音が出やすいものは相手の休憩時間を避け、可能であれば大浴場を利用するのが望ましいです。

食事や喫煙(可能な場合)は匂いがこもりやすいため、換気をしたり社員食堂を利用したりするなどの気配りも大切です。

ただ、いびきや歯ぎしりは本人の努力ではどうにもならないため、あまりにストレスを感じる場合は派遣会社や現場担当者に相談して部屋を変えてもらうのが現実的です。

なお、上で紹介したシェアハウスタイプの寮であれば寝室が個室のため、このような問題をほとんど気にせずに過ごせます。

貴重品の管理トラブル・盗難の不安

貴重品の管理については、シェアハウスタイプの寮であれば個室に鍵がついているため、基本的に心配はありません。

一方で、ドミトリータイプやホテル客室を利用した相部屋では、各自での管理が必要です。
最も確実な方法は、鍵付きのスーツケースに貴重品を保管すること。私もこの方法を徹底しており、これまで盗難などのトラブルに遭ったことはありません。

貴重品管理

また、同室者が友人だとしても、貴重品の管理は必ず行いましょう。
もし自分の不注意で貴重品を失くした場合でも、意図せず同室者を疑うような状況になりかねません。

そのため、相部屋寮の求人に応募する際は、鍵付きスーツケースを用意しておくと安心です。

同室者と合わないときの対応

相部屋でのトラブルは派遣会社に相談

どれだけ気を配っていても、人間関係には相性があります。
性格や生活習慣が合わない場合は、無理に我慢せずに派遣会社の担当者へ相談しましょう。

理由を伝えれば、人事担当を通じて部屋を変更してもらえるケースもあります。私は経験していませんが、同僚がこの方法で部屋を移動できた例もあります。

人の輪が広がる!相部屋寮で暮らす2つのメリット

メリットも多い相部屋寮での暮らし

相部屋の共同生活で感じたメリットは、次の2つでした。

1. 早い段階で同僚と打ち解けられる
2. 同室者が良き相談相手になってくれる

1. 早い段階で同僚と打ち解けられる

リゾートバイトで一緒だったr仲間たち

同じ空間で寝食を共にするため、会話をする機会が自然と多くなります。

日が経つにつれて仕事の話だけでなく、これまでの経験や将来の目標など少し踏み込んだ話をすることも。
お互いに打ち解けることで距離が一気に縮まり、困った時に助け合える存在になります。

また、同室者をきっかけに他のスタッフともつながりが広がるため、職場全体の雰囲気にも馴染みやすくなります。

2. 同室者が良き相談相手になってくれる

リゾバの休日SUPを楽しむ二人

私が調理補助として働いていた時期、なかなか仕事の要領がつかめず、社員に注意される日が続いたことがありました。
そんな時、同室の先輩スタッフに相談したところ、「自分はこうやって仕事を覚えた」と具体的なコツを教えてくれたり、「あの社員は少し言い方がきついだけだから、あまり気にしなくて大丈夫」と励ましてくれました。

同じ寮で過ごしているからこそ、悩みを気軽に話せ、支え合える関係が生まれます。

職場で落ち込んでも、部屋に戻れば気心の知れた仲間がいる。この安心感こそ、相部屋で暮らす大きな魅力だと思います。

相部屋寮は、想像よりもあたたかい場所

リゾートバイト先で見た星空

相部屋ではプライバシーや人間関係に気をつかう場面もあります。
しかしその一方で、同室者との距離が縮まりやすく、助け合える仲間ができるのは相部屋ならではの魅力です。

リゾートバイトの楽しさは、仕事だけでなく「人とのつながり」にもあります。
相部屋寮は、そのきっかけをつくってくれる場所です。

興味のある求人が相部屋だったとしても、心配しすぎずに一歩踏み出してみてください。
きっと想像以上に、あたたかい時間が待っています。

リゾートバイトを始める流れ

  1. 1

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    お仕事相談

    ヒューマニックの担当コーディネーターが、勤務エリアや職種、期間、給料など、ご希望にぴったりのリゾートバイト探しをサポートします。

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    お仕事決定、出発

    勤務先までの交通手段や持っていく荷物の相談など、担当コーディネーターがアドバイスいたします。

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    お仕事スタート

    勤務期間中も担当コーディネーターがしっかりサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

伊藤 良二

伊藤 良二

伊藤 良二

リゾートバイト歴は累計5年以上。全国10箇所で働きながら、海外を旅してきました。現在はタイに拠点を置き、WEBライターとして活動しています。勤務地の中でも特に温泉地が好きで、最も思い出に残っているのは城崎温泉です。

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