リゾートバイトで出会った「忘れられない、濃ゆい人たち」No.03

更新日：2025年11月13日

リゾートバイト歴通算5年以上の伊藤です。

リゾートバイトを続けていると、いろんな人との出会いがあります。

全国から集まる仲間は、年齢も出身地も、人生の背景もバラバラ。
そのせいか、思い返すと「個性豊かな人たちと一緒に働いていたな」と笑ってしまうほど、濃いキャラがたくさんいました。

中には「今どうしてるかな？」とふと思い出す人もいれば、「結局あの人は何者だったんだろう」と謎のままの人も……。

今回は私のリゾバ体験を振り返りながら、リゾバ先で出会った“濃くて忘れられない人たち”を紹介します。

No.03 謎に包まれた自由人のおっちゃん

大人の余裕がある男性

相部屋寮で一緒になった、推定55歳のおっちゃん。
ゴールデンウィークの短期で客室清掃の仕事に就きましたが、この人のこともいまだに忘れられません。

「伊藤くん、それ俺がやっとくよ」
「もう片づけておいたよ」

と、常に先回りして手を貸してくれる。とにかく仕事がテキパキしていて優しい。

しかも休日には突然レンタカーを借りてきて、「飯でも食いに行こう」と焼肉を奢ってくれたりもしました。

支配人が顔色を変えた！？

相部屋寮では、自然と身の上話をすることが多いもの。
当時の私はどこかミステリアスな雰囲気のあるおっちゃんに惹かれ、つい過去のことを聞いてみたくなりました。

少しだけ話を聞くと「もう仕事は引退している。暇だから連休だけリゾバに来てるんだ」とのこと。
どうやら仕事をやめて自由に過ごしているようで、妙に余裕のある雰囲気を漂わせていました。

極めつけはある日、現場にホテルの支配人が来た時のこと。
おっちゃんの顔を見るなり「ハッ」とした表情を浮かべ、深々と頭を下げたのです。

え？これって『アンダーカバー・ボス（社長潜入調査）』？と思い、夜に正体を聞いてみたものの、「まあ、ちょっとした知り合いかな…」と濁されてしまいました。

株主？社長？正体は結局わからないまま。でも普通のリゾバスタッフではなかったのは確かです。彼はいったい何者だったのでしょう。

▶リゾバで出会った「濃くて忘れられない人たち」【No.04】を見る

一期一会もリゾバの魅力

この記事で紹介した人たちとは、それ以降一度も会っていません。今どこで何をしているのかもわかりません。

けれど彼らは、ずっと私の心に残っています。リゾートバイトでなければ出会うことはなかったでしょう。
そして確かなことは、彼らとの出会いが私に多くの学びや成長を与えてくれました。

リゾートバイトには、そんな偶然の出会いが待っています。
たとえ短い時間でも、心に残る人と出会えること。これこそが、リゾバならではの魅力だと思います。

▶リゾバで出会った「濃くて忘れられない人たち」【No.01】を見る
▶リゾバで出会った「濃くて忘れられない人たち」【No.02】を見る
▶リゾバで出会った「濃くて忘れられない人たち」【No.04-05】を見る

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