西表島のリゾートバイト完全ガイド｜暮らし・楽しみ・働き方まるわかり！

鳥の声で目覚めて、窓を開けると一面の緑と青い海が広がっている……。
そんな暮らしを夢見るあなたにこそ、西表島はぴったりかもしれません。

この記事では、西表島の魅力や生活環境について解説します。
また最新の実績データをもとに、リゾバスタッフの年齢層、男女比、時給なども公開。

西表島ってどんなところ？｜島の魅力とアクセス

ユネスコの世界自然遺産に登録され、島の90％を亜熱帯のジャングルが占める「西表島」。

マングローブ林、珊瑚礁の海など手つかずの自然が広がり、イリオモテヤマネコをはじめ世界的に希少な動植物が生息しています。

島に空港はなく、石垣島からフェリーに乗船。40分ほどで到着するので、日帰りでのアクセスも可能です。

絶景の滝を目指して！いざジャングル探検へ

西表島には、多彩なネイチャーガイドツアーが用意されています。

仲間川流域に広がる日本最大級のマングローブを遊覧船やカヌーでめぐったり、密林の奥地にある「ピナイサーラの滝」「カンビレーの滝」「マリユドゥの滝」を目指すトレッキングツアーなど、冒険心をくすぐる体験が盛りだくさん！

夜に咲き朝には枯れてしまう幻の花「サガリバナ」、天然のイルミネーションといわれる「ヤエヤマヒメボタル」を見にくいナイトジャングルツアーもあります。

真っ白な珊瑚島「バラス島」でシュノーケリング三昧！

西表島から少し足を延ばせば、離島巡りも楽しめます。

上原港から船で10分で行ける「バラス島」は、珊瑚の欠片が蓄積してできた小島。周囲の海は透明度がかなり高く、ウミガメや熱帯魚が泳ぐ姿もばっちり見られます。

西表島から水牛車で海峡をわたる「由布島」も人気です。

西表島は住みやすい？｜生活環境と便利

気候と服装

夏

梅雨が明けると、西表島の夏は本格化します。
気象庁の2025年データによると、6～8月の日中平均気温は28～29℃ほど。湿度は80％以上と高く、蒸し暑い日が続きます。

しかし8月の最高気温は、東京38℃に対し西表島はなんと34℃！
海からの風が吹くため、日陰では涼しさを感じることも。都市部のヒートアイランド現象がない分、体感的には東京よりも快適に過ごせる日もあります。

6～7月は梅雨の影響で、月間降水量200mmを超えるまとまった雨が降ります。
梅雨が明けた8月は50mm前後と比較的少なめですが、スコール（短時間の通り雨）があるため雨具の携帯は必須です。

冬

気象庁の2025年データによると、日中平均気温は17～20℃ほど。薄手の長袖シャツやトレーナーなど、本土の秋くらいの服装で過ごせます。

ただし冷たい北風が強く吹くため、天気予報より-2℃くらいの体感になる日も。とくに12～2月は日照率20%前後と低く、曇りの日が多いのも特徴です。
いつでも羽織れるよう、生地が薄く軽量なウインドブレーカーを持っておくと安心！

黒潮の影響で外気より水温のほうが高く、冬でもウェットスーツなどを着用してマリンアクティビティを楽しめます。

周辺の商業・公共施設

ドラッグストアやコンビニはありませんが、フェリーが発着する「上原港」と「大原港」周辺には小規模なローカルスーパーが数軒あります。

年中無休で営業しているスーパーもあり、食品や日用品は一通り揃っています。
クレジットカードや電子マネーに対応していない店舗も多いため、現金を用意しておくと◎。

ATMは、郵便局内にある「ゆうちょ銀行」のみ。

島の東部・西部に、診療所が2ヶ所あります。病院よりも小規模ですが、内科から外科まで全科目の診察を受け付けています。
重症患者や高度な技術を要する手術が必要な場合は、ドクターヘリで石垣島へ搬送されることになります。

データで見る！西表島のリゾバ事情

では、実際にどんな人が西表島でリゾートバイトをしているのか。
2024年のリゾバ.com最新データをもとに解説します。

どんな職場・職種があるの？

大型リゾートホテルだけでなく、地元スーパーやタクシー・レンタカー会社、由布島の亜熱帯植物園など、職場のバラエティも豊富です。

リゾバ.comの実績データによると、大型リゾートホテルの「宿泊業務全般」が最も多く、全体の約4割を占めています

次に多い「その他」には、珍しい水牛乗務員のお仕事が含まれています。水牛車で由布島へ渡る際の同行ガイドや、水牛のお世話に携われるレアなお仕事です。

地元スーパーや観光案内所での、販売・売店のお仕事もあります。

時給はどのくらい？

沖縄県内のリゾートバイト求人は、時給1,200円未満が全体の約65%を占めており、本州の主要なリゾート地と比較すると賃金水準がやや低めである傾向がみられます。

株式会社求人おきなわが運営する求人サイト「Agre」の平均賃金データ2025によると、沖縄県内における募集時の平均時給は1,055円（※）。
中でも1,000～1,050円未満の求人が最も多く、リゾートバイトもこの水準に近いことがわかります。　

※派遣求人をのぞく

働く期間はどのくらい？

最も多かったのは、【3ヶ月以上～半年未満】で全体の63％を占めていました。
続いて、【2ヶ月以上～3ヶ月未満】が18％、半年以上が16％となっています。

求人の募集期間が2～3ヶ月以上になっているのと、島暮らしの雰囲気が気に入り期間を延長する人もいるため、長期で働く人が多い結果となりました。

年齢層はどう？

20代が最も多く、全体の53％を占めています。
続いて30代が29%、40代が14%、50代が4％となっています。

20～30代がおよそ8割を占めており、若手中心の賑やかな職場が多い傾向にあります。

男女比はどう？

男女比はほぼ半数です。

【体験談】西表島で働いてみた感想とリアルな声

沖縄特有のゆっくりとした時間の流れに魅力を感じ、リゾートバイトを決意したHさん。
西表島で生活しながら、2km離れた「由布島」で働いた体験談です。

水牛に乗って通勤！？

買い出しはどうしてる？

休日はどう過ごした？

西表島のリゾバはどうでしたか？

西表島リゾートバイトQ&A｜よくある質問まとめ

【空港→離島ターミナルのバス】
新石垣空港－離島ターミナル（カリー観光バス）
新石垣空港－離島ターミナル（東運輸 運行路線バス）

【離島ターミナル→西表島のフェリー】
八重山観光フェリー
安栄観光

西表島の観光スポット

ピナイサーラの滝

沖縄一の落差55ｍを誇る滝で、断崖から垂直に落ちる様が「白いひげ」のように見えることからピナイ（髭）サーラ（下がったもの）と名付けられました。

ヒナイ川をカヤックで遡上し、滝を目指してジャングルを歩くトレッキングツアーが人気。
コース上には岩や急傾斜が多く、本格的なジャングル登山を楽しめます。

浦内川（マリユドゥの滝・カンビレーの滝）

島内で最長の浦内川。川幅500ｍほどの河口にはマングローブ林が広がり、多様な亜熱帯植物を鑑賞できます。

河口から8kmほど上流にある「軍艦岩」まで遊覧船やカヤックで向かい、そこから上流にある日本の滝百選の1つ「マリユドゥの滝」、「カンビレーの滝」をめぐるトレッキングツアーが人気。

仲間川のマングローブクルーズ

日本最大級のマングローブ林が群生する仲間川。遊覧船でのんびり見学できるクルーズもあれば、カヤックでより身近に自然を体験できるツアーもあります。

マングローブの見学とあわせて訪れる、巨樹「サキシマスオウノキ」も見どころの1つ！板のように平たく張り巡らされた根元が特徴的で、天然記念物に指定されています。

由布島

西表島より約400ｍ離れたところに入りする由布島。
西表島から水牛車に乗り、海を渡っていきます。島には「亜熱帯植物楽園」があり、本州では見られない花々や蝶が見られるほか、南国スイーツも味わえます。

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【まとめ】抑えるべき2点はこれ！西表島のリゾートバイト事情

1. 【3ヶ月以上～半年未満】で働く人が多い

半数以上が3ヶ月以上リゾートバイトをしています。時給は本州より低めですが、島暮らしの居心地の良さから延長する人も珍しくありません。

2. 水牛乗務員やカメラマンなど、珍しいお仕事あり

ホテル・旅館だけじゃない！西表島でしか経験できないレアなお仕事あり。