冬の北海道は銀世界と化し、まるで絵本の中に迷い込んだかのような美しい景色が楽しめます。
この記事では、冬の北海道旅行を最大限に楽しむために、5つの目的に応じて事前に知っておくと役に立つ、温泉、イベント、グルメなどさまざまな情報をお届け。
初めて冬に北海道を訪れるという方はもちろん、リピーターもこのガイドを参考に、思う存分楽しんじゃおう!
冬の北海道に行ったら何する!?5つの楽しみ方
北海道に行ったら何をしようかと考えている人は必見!
絶景、グルメ、アクティビティ、祭り、温泉の5つの楽しみ方を紹介します。
それぞれ目的に沿って、ここがおすすめ!というスポットやイベントなどをピックアップしたので、プランを立てるヒントにしてみてください。
【その1. 絶景】美しい雪景色をとことん堪能する
冬の北海道といえば、まず最初に「雪」を連想する方が多いと思います。
特に普段積雪がない地域に住んでいる方にとっては、まるで別世界に飛び込んだような感覚になるかもしれません。
ここからは、運河の雪化粧や流氷など、死ぬまでに絶対に見たい雪景色が美しいエリアを3つピックアップ。写真に収めるだけでも、思い出の一つになるのでは?
<小樽>レトロで幻想的な街並みが美しい
港町として栄え、街中に運河が流れる小樽。
運河沿いはおしゃれなカフェやレストランが多く1年を通して散策が楽しめる場所ですが、冬場は真っ白な雪に覆われ違った顔を見せてくれます。
夜になるとライトアップされノスタルジックでロマンチックな雰囲気に。
友達同士で訪れるのもいいですが、特にカップルには一押しのエリアです。
<美瑛>絶対写真に収めたい絶景が盛り沢山
雄大な自然景観が魅力の美瑛は、四季折々の美しい景色と出会えますが、冬場は一面銀世界が広がり、神秘的な景色を作り出します。
広大な農地の中に1本、ポプラの木が佇んでいる「ケンとメリーの木」や、たばこのセブンスターのパッケージCMに採用された「セブンスターの木」など写真スポットとして大人気。
観光客はもちろん、写真家たちからも愛されているエリアです。
<網走>冬の風物詩“流氷”見物
海の上を流れてくる氷の塊「流氷」は、冬の北海道を象徴する風物詩です。
オホーツク海沿岸に位置する網走では、観光船に乗って間近で流氷を観察することができる他、2月上旬から3月上旬に運行される観光列車「流氷物語号」に乗り車窓から楽しむこともできます。
【その2. グルメ】食の宝庫 あったかグルメを食す
おいしいもの天国・北海道!海に囲まれているから海鮮が絶品なのはもちろん、野菜、果物、なにを食べても美味。
何を食べようか……と目移りしますが、冬の北海道では冷えた体を心から温めてくれるあったかグルメは外せません。
そこで、冬に食べたらよりおいしい!北海道三大ラーメンについてご紹介。
<札幌味噌ラーメン>コク深いスープに縮れ麺
濃厚でコク深い味噌スープ、太麺で黄色い縮れ麺が特徴の札幌味噌ラーメン。
1950年代に屋台で提供されたB級グルメがはじまりで、今では全国的にも知名度抜群のラーメンです。
<旭川醤油ラーメン>あっさりとしたスープが癖になる
旭川醤油ラーメンの特徴は、豚骨や鶏ガラがベースのあっさりとしたスープ。旭川は道内でも特に寒さが厳しいエリアなので、スープに多めのラードを加え、少しでも温まるように工夫が施されという説もあります。
<函館塩ラーメン>魚介出汁が旨味の秘訣
昆布とホタテなどの魚介でダシを取ったあっさりとした透明なスープが、函館塩ラーメンの最大の特徴。
函館港の開港で、中国の食文化の影響を受けたことから、具材としてお麩やナルトがのっているものもあります。
【その3. アクティビティ】雪の中で思いっきり体を動かす
極上の雪質を体感するため、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツえおするのもいいですが、メジャーなウィンタースポーツの他にも、北海道ならではのアクティビティがたくさんあります。
ここからは、王道以外の冬の北海道のアクティビティを3つ紹介します!
<スノーシュー>銀世界の中をお散歩
スノーシューとは、雪の上を沈まずに歩くための道具で、西洋版のかんじきのようなものです。
ブーツだと沈んでしまうような場所を散策できるのが一番の魅力!シカやキツネなど、野生動物の足跡を発見することも!?
特別な技術や体力は必要ないので、誰でも気軽に楽しめて冬ならではの貴重な体験ができます。
雪の中を爽快に風を切る「犬ぞり体験」
訓練された犬が引くそりに乗り、雪原を爽快に駆け抜けるアクティビティ。スノーモービルが普及する前までは、馬に代わる雪上の安全な移動手段となっていました。
国内で体験できる場所は数少ないため、北海道を訪れたらぜひ体験してほしいアクティビティです。愛らしい犬とのふれあいも楽しみの一つ!
日本では北海道・知床でしかできないレア体験「流氷ウォーク」
知床半島でせき止められた流氷は密度が高くなることから、知床・ウトロではドライスーツを着て流氷の上を探検するツアーがあります。
流氷と一緒にプカプカと海の上で浮かんだり、シーカヤックなどの体験できる、貴重なアクティビィティです。
【その4. 祭り】 雪や氷などがテーマのイベントに参加する
祭りというとどうしても夏をイメージする方が多いと思いますが、北海道は冬の祭りがアツい!
雪像、氷像、イルミネーションの3つ分けて、それぞれおすすめのイベントをピックアップしました。
イベントに行き、より北海道の冬の魅力を体感してみよう!
<雪像>ユニークな雪像作品が楽しませてくれる「さっぽろ雪まつり」「旭川冬まつり」
さっぽろ雪まつり
国内外から注目の的。雪像をはじめ氷像など大小さまざまなユニークな作品を見ることができる
▼期間
毎年2月初旬から2月中旬にかけて開催
※2026年は2月4日(水)~11日(水・祝)予定
▼場所・アクセス
<大通会場>
場所:札幌市中央区大通西1丁目から西11丁目
アクセス:「札幌駅」から徒歩10分、地下鉄「大通駅」から徒歩すぐ
<すすきの会場>
場所:札幌市中央区南4条通から南6条通までの駅前通
アクセス:地下鉄南北線「すすきの駅」から徒歩すぐ
<つどーむ会場>
場所:札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」(札幌市東区栄町885-1)
アクセス:地下鉄東豊線「栄町」2番出口から徒歩15分
旭川冬まつり
世界最大級の巨大な雪像をはじめ、市民が有志で作った雪像作品が見どころ
▼期間
毎年2月上旬に開催
※2026年は2月6日(金)~11日(水・祝)予定
▼場所
北海道旭川市旭川市常磐公園4044
▼アクセス
JR石北本線「旭川駅」から徒歩約15分
<氷爆・氷濤>氷の世界が美しい「層雲峡温泉氷瀑まつり」「千歳・支笏湖氷濤まつり」
層雲峡温泉氷瀑まつり
氷像や氷の部屋など、氷の世界観にどっぷりハマれて、ライトアップもあり
▼期間
毎年1月下旬から3月中旬にかけて開催
▼場所
北海道上川郡上川町層雲峡
▼アクセス
JR石北本線「上川駅」から約30分 「層雲峡」下車徒歩約5分
千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり
湖水のスプリンクラーで吹き付けて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並ぶ
▼期間
毎年2月初旬から2月中・下旬にかけて開催
※2026年は1月31日(土)~2月23日(月・祝)予定
▼場所
北海道千歳市支笏湖温泉
▼アクセス
JR北海道千歳線「千歳駅」からバスで約60分 「支笏湖」下車すぐ
冬の夜を彩るイルミネーション「さっぽろホワイトイルミネーション」「はこだてクリスマスファンタジー」
さっぽろホワイトイルミネーション
雪景色とイルミネーションの光が織りなす幻想的な雰囲気は、札幌の街並みをキラキラと彩る
▼期間
毎年11月中旬からから2月中旬にかけて開催
※2025年は11月21日(金)から開催予定
※終了時期は会場ごとによって異なります
▼場所
札幌市中央区大通西1丁目から5丁目 ほか
▼アクセス
「札幌駅」から徒歩10分、地下鉄「大通駅」から徒歩すぐ
はこだてクリスマスファンタジー
巨大なクリスマスツリーが展示され、五稜郭をはじめ市内を彩るイルミネーションイベント
▼期間
毎年11月下旬から12月下旬にかけて開催
※2025年は11月29日(土)~12月25日(木)
▼場所
北海道函館市末広町赤レンガ倉庫群前海上
▼アクセス
函館市営電車「十字街」から徒歩約5分
▶北海道のイベント情報について詳しく知りたい方は【北海道の冬祭り・イベント情報!雪や氷の祭典5選】の記事をご覧ください。
【その5. 温泉】冷えた体をポカポカに!温泉で温まる
色々な場所を巡ったり体を動かしたり……冷えた体と旅疲れを癒すには、ポカポカの温泉へ。
北海道には数多くの温泉地が点在しているので、温泉を目当てに宿泊場所を決めるのもおすすめです。雪景色を眺めながら入る露天風呂は格別!
心も体もリフレッシュできる温泉3ヶ所を紹介します。
<登別温泉>観光スポットが目白押し
北海道を代表する温泉地の一つで、手つかずの自然を見ながら入浴が楽しめめます。
また、観光名所も数多くあり!火山活動によって形成された「地獄谷」は、地熱活動を体感することができる定番の観光スポットです。その他、登別伊達時代村やクマ牧場などあり、1日中楽しむことができます。
<洞爺湖温泉>冬ならではのイベント開催も
火山活動によってできた洞爺湖のほとりにある温泉街。
2010年に温泉誕生100年を迎えた北海道でも有数の温泉リゾート地です。
温泉街ではイルミネーションが年間通して点灯、さらに2月に開催される「洞爺湖温泉イルミネーションストリート」では花火も打ち上げられます。
<阿寒湖温泉>雪の結晶が神秘的な世界へ誘う
温泉に浸かりながら、阿寒湖と山々の雄大な景色が楽しめる阿寒湖温泉。
雪化粧をまとった景色が美しく、訪れた人を魅了します。
阿寒湖は、凍った湖面から微量の水蒸気が立ち昇ると見られる氷の結晶・フロストフラワーの名所なので、ぜひ冬に訪れるのがおすすめです。
北海道の冬を全力で楽しむために知っておきたいこと
冬の北海道の気温は?
北海道は一部を除きほとんどが亜寒帯気候。
冬の北海道は寒さがとても厳しくなります。
気象庁のデータによると、札幌(石狩地方)の2024年12月の平均気温は-1.9℃、2025年1月は-1.2℃、2月は-0.9℃。流氷が見られる網走(網走・北見・紋別地方)は2024年12月の平均気温は約-3.3℃、2025年1月・2月は-3.1℃となります。
平均気温は2℃程の差ですが、最低気温は2025年1月の札幌は-8.5℃、網走は-12℃となり、平均気温よりも差が大きくなります。
そのため、訪れる場所により、それぞれ寒さ対策をしていきましょう。
積雪量はどのくらい?
地域によって異なりますが、太平洋側よりも日本海側の方が積雪量は多い傾向にあります。
年によって積雪量は異なりますが、多い年は2mを超えることも。
11月中旬から4月中旬までの約5ヶ月間積雪が続きます。
服装はどうしたらいい?
風を通さない防寒用素材のアウターはマスト!
手袋やマフラーなどのアイテムがあると、さらに暖が取れるのでおすすめです。
足元は、滑り止めがついている靴やスノーブーツを履くよう心がけましょう。
雪の上や氷の上は普段歩く感覚とは全然違うので、要注意!
【まとめ】この冬の思い出作りは北海道で決まり!
冬の北海道は、一面の銀世界が広がる絶景、体を芯から温める温泉やグルメ、そして雪や氷を活かしたアクティビティやイベントなど、この時期にしか味わえない特別な体験が満載です。
何をするかは人それぞれ。
紹介した楽しみ方を参考に、服装などしっかり準備して、最高の北海道旅行を計画してみてください。
この記事を書いた人
あやたか
あやたか
リゾートバイト経験アリの中の人ことあやたかです。国内外問わず旅に出ることがとにかく大好き!海外は20ヶ国以上、国内は47都道府県全制覇!自他ともに認める「フッ軽」さんです。
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