おに・オニ・鬼　日本全国の鬼にまつわるスポット

愛らしい姿の鬼のモニュメントに会いたくなる（栃木県日光市）

栃木県日光市の鬼怒川温泉は、鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルなどが立ち並ぶ関東有数の温泉地。温泉街は、邪気を払い福を招くという「邪鬼」をモチーフにした鬼のモニュメントが全部で７体設置されています。

鬼のモニュメントは、栃木県益子町在住の陶芸作家・藤原郁三さんによる作品で、鬼怒川温泉駅前では、誰からも愛されるようなマスコットキャラクターになってほしいという願いを込めて誕生した「鬼怒太」がお出迎え。その他、温泉街の川に架かる橋のたもとには、寝転がってリラックスしている鬼や、ほうづえを突いている鬼など、温泉街を散策していると、ユニークな姿をした鬼のモニュメントと出会えます。

鬼づくしの「福知山」　日本一の鬼瓦は必見（京都府福知山市）

鬼伝説がある京都府福知山市は「鬼のまち」として町おこしをしていて、「02（オニ）」の語呂に合わせて2月2日を「鬼鬼の日」としています。2月2日から2月末まで、節分で追い出された鬼たちを歓迎するオンラインを中心としたイベント「鬼鬼祭」が開催されるんだとか。

市内には、鬼にまつわる郷土芸能を中心に日本のみならず世界中の鬼について学ぶことができる「日本の鬼の交流博物館」があります。敷地内にある高さ5メートル、重さ10トンの世界一の鬼瓦は必見です。

“鬼滅の刃”で話題沸騰中の「柳生一刀石」（奈良県奈良市）

剣豪の里として知られている奈良市柳生町にある天乃石立神社の奥にある「柳生一刀石」。石舟斎（柳生宗厳）が修行中に天狗と試合をした際に、真っ二つに断ち切ったという伝説がある巨石です。

人気漫画・アニメ「鬼滅の刃」で、主人公が鬼狩り集団・鬼殺隊への入隊を目指して修行中に見せた名シーンを再現したようだと、ファンの間では鬼滅の刃の聖地として、今話題を呼んでいます。ぜひ、巨石を前に鬼滅の刃の名シーンを再現したポーズを取って記念撮影してみては？

鬼が踏んで出来たと言われる巨大穴（長崎県壱岐市）

長崎県壱岐市の牧崎公園内にある景勝地「鬼の足跡」は、“大鬼のデイが鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡“として地元で伝わっているそうです。海に面した高さ30ｍ、周囲110ｍの大穴は、実際に現地で見てみると圧巻。2013年には、日本百名洞に選ばれています。

もう片方の足跡は、勝本町辰ノ島にある蛇ヶ谷という断崖絶壁の海蝕洞の奥にあると言われていて、遊覧船で近くまで行くことが可能です。

いざ鬼ヶ島へ！冒険気分を味わおう！（香川県高松市）

高松港からフェリーで約20分、瀬戸内海に浮かぶ女木島は、桃太郎伝説で有名な洞窟「鬼ヶ島大洞窟」があり、その昔鬼が住んでいたと伝えられていることから、「鬼ヶ島」とも呼ばれています。

洞窟は総面積約4000㎡あり、天井が低くなっている場所があったり、鬼のオブジェとともに会議部屋や監禁部屋、宝庫などの部屋があったりと、ひとつひとつ巡っているとちょっとした冒険気分が味わえますよ！

さいごに

いかがでしたか？ちょっとした小話になりそうな気になるスポットは見つかりましたか？鬼と聞くとちょっと怖い印象がありますが、愛らしい鬼のモニュメントだったり、今話題の鬼つながりのスポット、鬼の伝説がある場所など、ぜひ一度訪れてみては？